米乱射:シーク教寺院で6人殺害 男を射殺
毎日新聞 2012年08月06日 10時41分(最終更新 08月06日 12時36分)
【ポートランド(米オレゴン州)堀山明子】米中西部ウィスコンシン州オーククリークのシーク教寺院で5日午前10時25分(日本時間6日午前0時25分)ごろ、男が銃を乱射し、少なくとも6人を殺害した。AP通信によると、男は通報で駆けつけた特別機動隊(SWAT)と銃撃戦の末、射殺された。寺院の宗教指導者、警察官を含む3人が重傷を負った。地元メディアは宗教差別を背景にしたテロの可能性もあると報じている。
寺院内で4人、外で男を含む3人の遺体が確認された。地元警察署長は記者会見で、現場に複数の武器が残されていたと明かし、外国勢力によるものではない「国内テロ事件」として扱う方針を示した。米連邦捜査局(FBI)も捜査に加わり、男の身元や動機を調べている。
地元紙ミルウォーキー・ジャーナル・センチネル(電子版)によると、乱射を目撃したシーク教の信者は「男は30代とみられる白人で、寺院関係者ではない」と証言した。男は寺院の外に立っていた男性信者を撃った後、寺院内で乱射を始めたという。