ラッピング列車:アニメ「あの夏で待ってる」のキャラで飾る 小諸駅で出発式
2012年08月05日
長野県小諸市を舞台にしたアニメ「あの夏で待ってる」のキャラクターで飾ったラッピング列車の出発式が4日、しなの鉄道小諸駅であった。大勢のファンが、主人公のイラストやポスターを写真に納め、列車に乗り込んだ。
同日は小諸市の市民会館で、声優が参加するイベントもあり、ファンが担ぐみこしも登場するなど、中心街は「あの夏」一色のにぎわいを見せた。埼玉県富士見市の会社員、高橋健司さん(25)は「アニメは恋愛の駆け引きが面白い。軽井沢で1泊し、あすは町歩きを楽しむ」という。
「あの夏」は1〜3月にテレビ放映された青春ものご当地アニメ。懐古園や商店街、学校などが描かれ、ロケ地を訪ねる「聖地巡礼」のファンが急増し、市や商工会議所は、市の商店などを巡るスタンプラリーを企画。しなの鉄道も、記念の入場券や1日乗り放題の切符を発売している。ラッピング列車は3両編成で、13年夏まで運転するという。【藤澤正和】