
脱法ハーブで離婚の危険
「最近、夫とのセックスが減りました。もしかしたら浮気をしているのかもしれません」
依頼者の女性は30代前半で、まるで競泳選手のようなプロポーション。男性にとって魅力的に違いなかった。夫にどのような事情があったのか。調査を進めるうちに、予想だにしなかった原因が浮かび上がってきた。
夫は会社員で、妻の女性と同年代。彼は週に1〜2度、仕事を終えるとビジネスホテルに直行し4〜5時間ほどを過ごしていた。やはり浮気なのか。しかし女の影はない。尾行を続けるうちに新たな行動を目撃した。
彼は都心の脱法ドラッグ販売店で、脱法ハーブと呼ばれる薬物を購入したのだ。その後、ホテルへ一人で消えていった。

その後の調査で裏付けをとったが、彼は脱法ハーブを使用しオナニーをしていた。妻をそっちのけにしてのオナニー。一見、くだらない話に聞こえるが、これは恐ろしい問題だ。
彼が語るには「快感の上限が上がってしまい、通常の射精の快感が色あせ、普通のセックスでは満足できなくなってしまった。薬を使い、性器と肛門の間に電マを当てていると失神しそうなほど気持ちがいい」。
そう、脱法ハーブを使用したオナニーやセックスは快感が膨大に増加する。意識は鈍化するが、触覚や性感は敏感になり、「体の内部が全て出てしまうのではないか」と思うほどの快感が射精に伴うのだという。
妻をドラッグに誘いセックスをすることを考えたが、踏み切れなかったという。そうしているうちに溝が広がり、離婚の危機に発展してしまった。すべてを知った後、妻は泣いた。当然だろう、自分より薬がいいと宣言されたのだ。人間の尊厳はどこにあるのだ。
では、独り身の人間が使う分には問題がないのか。それも違う。多用することで喘息や自律神経失調症になったという薬害の報告がある。改めて合言葉を唱えたい。
麻薬は破滅しかもたらさない。
自爆探偵べらぼう太郎
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