第四十六話 VFMW-010FA『フルアーマー・オメガ・ガンダム』
インダストリアル・アイランド 第十四エリア 艦隊総司令部 長官室
作者
「あぁ~…平和だな~!」
二階堂
「全くだな」
姫島
「平和が一番です」
いつも平和のインダストリアル・アイランド…だが…
プロメテウス
「ち、長官殿~!!き、緊急事態ですッ!!」
三人
「「「!!!???」」」
長官室に勢いよく入って来たプロメテウスに、一同は驚く。
作者
「ど、どうしたんだ!?プロメテウス!」
プロメテウス
「は、はい!只今、艦隊司令部に緊急入電が入って来ました!!」
二階堂
「き、緊急入電だと?一体、誰からなんだ」
プロメテウス
「はっ…それが…重巡利根先生の三笠からであります二階堂中将」
姫島
「な、何で重巡利根先生から?」
疑問に思った姫島が聞くとプロメテウスはその電文を読み始める。
プロメテウス
「では、その電文を読み上げます。『三笠である!今、緊急極秘電文を送る!!! メーデ!メーデ! 現在、新生架空連合艦隊でクーデターが発生した! そのクーデター側に変態連合突撃隊長の要塞好き先生が参戦する事は知っていますね? そちらの機動兵器部隊5機と西園寺瑠香大佐を連れて来てください!!! 我々の艦隊だけでは手に負えない!貴官達の機動兵器部隊の助けが必要である救援を!!!』だ、そうです…こ、これは!」
作者
「…く、クーデターだと……か、かなりマズイ事だぞ!!」
二階堂
「作者殿!」
作者
「あぁ、分かっている!悪いが西園寺とアイリス達三人に、凰風鈴少佐、クラリッサ少佐を呼んできてくれ!」
プロメテウス
「わ、分かりました!」
…数分後…
長官室に入って来た西園寺、アイリス、フェルト、セイバー、凰、クラリッサは入ってきた瞬間、只ならぬ空気に六人は少し構えた。
西園寺
「ど、どうしたんですか皆さん?」
アイリス
「な、何があったんですか?」
フェルト
「その様子ですと…何か悪い事でも」
作者
「…あぁ、そうだ。それも最悪と言ってもいいほどに」
セイバー
「最悪な事だと…?」
作者
「実は重巡利根先生の所でクーデターが勃発したと言う事だ」
凰
「な…何ですって!?」
クラリッサ
「ク、クーデターですか!!」
まさかの事に驚きの反応を見せる六人。
作者
「そこで自分はこのクーデターを潰すために救援部隊を派遣することになった」
西園寺
「それで私達を?」
作者
「その通りだ。此処に居る全員は専用機持ちのエースパイロットと呼んでもいい人達だ。そこで君達全員を救援部隊に任命する!そしてその救援部隊総隊長には二階堂に任命する」
二階堂
「お、俺が!?」
作者
「期待しているぞ」
作者はそう二階堂に言うと詳細を話し始めた。
作者
「まず、救援部隊の戦力についてだが、旗艦には改装が完了したプロメテウスを配備させ、さらに機動兵器も最新鋭のミレニアムシリーズを主力として投入する。少ないと思われるが実際、ミレニアムシリーズはどの機体も一騎当千の性能を有し、パイロットの適性に合った特化された設計が成されているため、その戦果は未知数だ」
姫島
「す、凄い…まさに精鋭部隊の名に相応しいですね」
作者
「それとだが、西園寺大佐」
西園寺
「どうされました?」
作者
「実は『ノイエ・ジールMK-Ⅱ』の強化改装がまだ終わっていないのだ。すまないがその代わりに今回だけ俺の愛機である『オメガ・ガンダム』を改装した『フルアーマー・オメガ・ガンダム』を貸すから」
VFMW-010FA『フルアーマー・オメガ・ガンダム』
全高 20.00メートル
重量 75.5トン
出力 6450Kw
推力 75500kg×4(バックパック大型ノズル)
32000kg×8(バックバック中型ノズル)
22500kg×8(バックパック小型ノズル)
12500kg×4(腰部ノズル)
16500kg×4(腕部ノズル)
17500kg×8(脚部ノズル)
12500kg×4(足底部左右2基ずつ)
1014000kg(総推力)
センサー範囲 40000メートル
武装 頭部1270mmハイパービームキャノン砲『シュラーク・シュトラール』1門
頭部76.2mm対空自動バルカン砲塔システム『イーゲルシュテルン』4門
横部二連装ダブルビームキャノンライフル『グランツ・カノーネ』2丁
腕部155mm高出力ショックアンカークラッシャー『パラリューゼ・ドルン』2基
前部203mm十六連装多目的誘導弾『ベファーレン』8基128門
背部ダブルビームキャノン兼ハイパービームサーベル『ブリッツ・デーゲンⅡ』2丁
背部300mm三十六連装多目的誘導弾『シュネー・トライベン』4基132門
腹部880mmハイパービームキャノン砲『カタストローフェ』1門
腰部630mmバックパック兼用レールガン『シュペール・ヴァリアブル・キャノン』2門
脚部ビームブレイド『ファング・アルム』2基
特殊装備 強襲用追加装甲ユニット『シュタイガーン・パンツァー』
両腕強化型ビームシールド
Iフィールド発生装置
ヴァイアブルダイヤモンドコーティング装甲
説明
第13独立機動艦隊の象徴『オメガ・ガンダム』に更なる性能向上を図るために強襲用追加装甲ユニット『シュタイガーン・パンツァー』(意味はドイツ語でシュタイガーンは『増大させる』、パンツァーは『装甲』)を搭載した。
この追加装甲ユニットは多重空間装甲を採用し、内部は多目的誘導弾やプロペラントタンク、装甲によって増大した重量を引っ張るためのスラスターを搭載している。装甲表面には対ビームコーティングが施され、標準の出力のビームライフルなら直撃弾を三秒間耐える事が出来る。さらにこれは頭部やバックパックを除いたほぼ全身に装着されており、関節部や駆動部を保護し、また変形用の可動部に架せられる応力を分散させ、機体強度を向上させている。一部のアーマーは各関節部の最大可動域に影響しないよう装甲が施され、機体の駆動性に最大限配慮した設計となっている。
武装についてだが、一部を除いて最新の装備を搭載しており、腕部には155mm高出力ショックアンカークラッシャー『パラリューゼ・ドルン』を、追加装甲の腹部に搭載されている880mmハイパービームキャノン砲『カタストローフェ』(意味はドイツ語で『大災害』)、前部(肩部・胸部・腹部・腰部)203mm十六連装多目的誘導弾『ベファーレン』(意味はドイツ語で『襲撃』)、脚部にはビームブレイド『ファング・アルム』が追加され、背部にあった254mm三十六連装バックパックミサイルランチャー『ノイエ・ウンディーネ』の代わりに300mm三十六連装多目的誘導弾『シュネー・トライベン』、腰部にあったアームクロー内蔵型ショックアンカー『シュピッツ・ラケーテン』の代わりに630mmバックパック兼用レールガン『シュペール・ヴァリアブル・キャノン』が装備されている。特に注目してほしいのが腹部の880mmハイパービームキャノン砲『カタストローフェ』である。この武装は頭部1270mmハイパービームキャノン砲『シュラーク・シュトラール』とほぼ同威力だが、簡易的な構造のため、一発発射したら使用不可と言う使い捨ての武装である。
追加装甲ユニットは戦闘中に不要と判断されれば、任意に強制排除が可能であり、ユニット内のプロペラント及び弾薬を全て消費した際にはノーマル形態の『オメガ・ガンダム』へと移行することで継戦時間の延長が可能である。
西園寺
「んんっ~…まだ強化改装が終わっていないのならしょうがないですね…」
作者
「すまないな…では、これよりクーデター阻止作戦、作戦名『オペレーション・ドラグーン・ランサー』(意味は『龍騎士の槍』)を発動させる!このクーデターが成功すれば世界は破滅へとなってしまう。そのクーデターを阻止するために諸君らに世界の運命を託されている…諸君らの健闘に期待するッ!!」
全員
「「「「「「「「了解ッ(了解ですッ)!!!!!!!!」」」」」」」」
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