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エンタメ
「ツタンカーメン展」開幕
2012.8.4 11:49
古代エジプトの栄華を伝える「ツタンカーメン展~黄金の秘宝と少年王の真実~」(フジテレビジョン、産経新聞社など主催)が4日、東京都台東区の「上野の森美術館」で開幕した。
同展は紀元前14世紀、古代エジプト第18王朝のファラオ(王)、ツタンカーメンの王墓から発見されたカノポス(内臓が保管されていた容器)や副葬品約50点をはじめ、カイロにあるエジプト考古学博物館が所蔵する122点の秘宝が展示されている。
午前6時過ぎから会場入り口に行列ができ始め、500人を超える行列となったため開場時間を予定より30分繰り上げ、午前9時半にオープンした。
一番乗りは東京都内在住の主婦2人組。「ずっと待っていました。黄金に輝くカノポスを見てみたい」と異口同音にして瞳を輝かせる。
夫人とともに来場した東京都目黒区在住の男性(46)は「ツタンカーメンという存在そのものに心を引かれます。黄金の輝きに直接触れて、その栄華に思いをめぐらせたい」と心を弾ませる。静岡県沼津市から23人でやって来たという保育園の職員の一行も、長い行列に視線を送りながら、開場を待ちわびていた。
金色の光を放つツタンカーメン像、色鮮やかな装飾品や調度品などを目にした来場者は、その豪華さと高度な工芸技術、3300年あまりの時間を超えても輝きを失わない奇跡的な保存状態に、「すごい」「美しい」と驚きの声を漏らして見入っていた。
大勢の来場者に交じってツタンカーメンのいでたちで現れた東京都渋谷区在住の自営業の男性(31)も登場した。「始発に乗って一番乗りを目指しましたが、果たせませんでした。ツタンカーメンは中学生の頃から僕のヒーローで、展覧会は見応えがありました」と金色に塗った顔をほころばせた。
同展は12月9日まで開催される。
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