宮間見つけた「フランス攻略の鍵」
2012年08月06日 12時00分
<ロンドン五輪>フランスとの準決勝(6日=日本時間7日)を控えたなでしこジャパン。主将のMF宮間あや(27=岡山湯郷)はピッチ内の対策に全力を尽くす。
「絶対にフランスを攻略したい。徹底的に研究していく」とブラジル戦後に宣言した宮間は他の選手以上にフランス対策の映像を見ている。カギになるのは圧倒的スピードでサイド攻撃の起点となるMFトミスと187センチの長身DFルナールをいかに封じるか。見えてきたのは“ブラジル戦の踏襲”だ。
「なでしこのよさというのは、ボールを支配されてもゴールは割らせないという粘り。今度もなでしこらしさを出したい」という宮間は連動した守備の重要性を強調。スピードある相手と1対1の状況を作らないことや、高さのある選手には体をぶつけて自由な体勢をとらせないといった地味な基本動作の繰り返しをイレブンに徹底する。あとは今大会鳴りを潜めている“黄金の右足”で少ないチャンスを決める。
新旧キャプテンの絶妙な連係が復活したなでしこジャパン。直前の親善試合で0—2と完敗したリベンジを果たし、悲願のメダルをつかむ準備は整った。