オスプレイ:岩国で反対集会「沖縄に連帯の思いを」
毎日新聞 2012年08月05日 19時45分(最終更新 08月05日 21時56分)
山口県岩国市の米軍岩国基地に陸揚げされた米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの配備反対を訴える集会が5日、同市麻里布(まりふ)町の市福祉会館であった。JR西日本の労組、JR西労(田村豊執行委員長)などがつくる「8・5沖縄県民大会と連帯する会」の主催。沖縄県民大会は台風11号接近のため延期されたが、「沖縄の人々に連帯の思いを届けよう」と開いた。
組合員や住民団体代表ら約200人が参加。田村委員長が「日米両政府は反対の声を無視し、国民の側を向いていない」とあいさつ。岩国爆音訴訟の会の藤川俊雄事務局長が「岩国基地でのオスプレイの飛行差し止めを請求した。各地の爆音訴訟でオスプレイ飛行差し止めを提訴してもらう」と状況を説明。愛宕山を守る会の岡村寛世話人代表は「オスプレイによる全国の低空飛行ルートが明らかになり『アメリカの言いなりにならない』と言い始めた全国の人々と息長く運動していこう」と訴えた。
参加者は集会後、JR岩国駅前までデモ行進し、配備反対を訴えた。【大山典男】