ＤバックスＧＭ、阪神・藤川に興味　「球の勢いがある。メジャーでも成功」

　藤川獲得に本気！？　ダイヤモンドバックスのケビン・タワーズＧＭ（５０）は５日、東京都渋谷区のＭＬＢカフェで催されたファン交流イベントにデリック・ホール球団社長、ルイス・ゴンザレス特別補佐とともに出席。今季終了後にもメジャー挑戦がささやかれる阪神の守護神右腕・藤川球児（３２）に並々ならぬ関心を示した。

　阪神では藤川のほかにも鳥谷敬遊撃手（３１）に米国行きのうわさがあるが、本紙の直撃取材に、同ＧＭは藤川についてのみ言及。タンパリング（事前交渉）にならないよう言葉を選びつつも、「２日の甲子園視察では投げるところを見られなかったが、もちろんスカウティングはしているし、ビデオも見ている。長年日本で成功を収めてきた投手で、球の勢いがある」と評価した。また、「米国ではさまざまな変化への順応が求められるが、順応できればきっと活躍できるだろう」と“太鼓判”を押した。

　７日は西武戦を視察予定だが、中島裕之内野手（３０）の名前を振られても、同ＧＭは「うちで今一番、層が薄いのは救援投手だ。内野手の獲得は急務ではない」。ベテラン救援右腕の斎藤隆（４２）に加えて「来季は日本人投手が２人になる可能性もあるのか」と聞かれると「当然ある」と意味深に笑った。　（廣田学）