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【プロ野球】

虎50敗 01年以来の借金15

2012年8月6日 紙面から

◇広島7−0阪神

 広島が完勝で3連勝。1回に敵失で1点を先制。4回の迎の2点二塁打、6回の迎の適時打など加点も着実だった。投手陣は5人が無失点でリレーし、バリントンは6イニングを4安打で6勝目。阪神は4連敗で11年ぶりの借金15。

 試合開始直後には笑みが浮かんでいた顔が、みるみる曇る。広島に3タテを食らった阪神の和田監督は「最初の1点が防げる点だったし、こっちは取れる1点だった。向こうもどうぞという守備隊形だったのに、それが取れなかったことで最終的に大差になるという典型的なゲームだった」と振り返った。

 初回の1死三塁のピンチで先発の能見は、梵を平凡な二ゴロとした。ところが、本塁に突入した赤松を刺そうとした平野が悪送球。ミスで先制点を献上してしまった。逆に2回には1死三塁のチャンスで新井良が真っすぐを見逃しの三振。同点機を逸すると、その後、能見が迎に2本の適時打を浴び失点を重ねた。

 4連敗でDeNAに次いで50敗目に到達。今季借金は最下位となった野村監督時代の01年以来の15。勝ち越していた広島との対戦成績も五分となり、勝ち越しているのはヤクルトに対し、わずかに2つだけとなった。

 クライマックスシリーズ(CS)進出圏にいる3位・広島とのゲーム差は8・5。すべての希望を失いかけている惨状に和田監督は「1試合で15返せるわけじゃない。きょうの試合でもやるべきことができていない。力以上のものを出せと言っているわけじゃないから、基本的なことをしっかりやっていかないと、どんどん(借金が)膨らんでしまう」と危機感を募らせる。次カードは首位の巨人。厳しい戦いが待っている。 (中山隆志)

 

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