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【プロ野球】

マー 6年連続100K 江夏以来 高卒新人40年ぶり

2012年8月6日 紙面から

◇日本ハム3−3楽天

 楽天が追い付いて引き分けた。0−3の6回に銀次の適時二塁打と犠飛で2点を返し、8回に銀次が同点のスクイズを決めた。日本ハムは4回に金子誠の2点二塁打などで3点を先行。6回途中から継投策をとったが逃げ切れなかった。

 負けはしなかった。しかし、楽天は泥沼の8連敗を止められなかった。今季5度目の引き分け。エースの田中が4回に3点を失ったことが最後まで響いた形だが、追いついてのドローだけに星野監督に怒りはなかった。

 「早めに3点を取られて、よく引き分けに持ち込んだ」。でも、勝てなかった事実は残る。8イニング3失点のエースに指揮官は「3つ(試合)勝てていないんだから…」とチクリ。もちろん、田中も「四球、四球でガツンと点を取られたのは情けない」と反省を口にした。

 今季2度目の札幌ドームでの登板。高校時代を過ごした北海道で価値ある記録を達成した。7回に小谷野から奪った空振り三振で年間100奪三振に到達。高卒新人が1年目から6年連続で達成したのは1967年から72年にかけて江夏豊(阪神)が記録して以来40年ぶり。松坂もダルビッシュもできなかった快挙だ。

 「興味ないです」。記録自体には素っ気ない田中だが、5回から4イニングを無安打に抑えたことには手応えを感じていた。「点を取られてからはいい形で投げられた。次からは初回からできるようにしないと」。完全復調へのきっかけはつかんだ。

 7日からはオリックス戦。最下位との直接対決だけに、敗戦は許されない。求められるのは勝利だけだ。引き分けはいらないだけに、「仙台で仕切り直し?」と聞かれた星野監督は大きくうなずいた。(川越亮太)

 

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