平和記念式典:福島から広島へ 避難の小6が願い込め

毎日新聞 2012年08月06日 02時30分(最終更新 08月06日 02時43分)

夏休みを利用して福島県いわき市の自宅に戻った三浦友菜さん(左)と母綾さん=2012年7月27日、中尾卓英撮影
夏休みを利用して福島県いわき市の自宅に戻った三浦友菜さん(左)と母綾さん=2012年7月27日、中尾卓英撮影

 「平和とは、世界中すべての人が幸せになること」。東京電力福島第1原発事故後、福島から広島に避難した小学6年、三浦友菜(ゆうな)さん(11)が、戦争と放射能汚染のない世界を願って書いた作文が、「平和の歌声・意見発表会」(広島市教委主催)で優秀作に選ばれた。6日の広島・平和記念式典で読み上げられる「平和への誓い」に作品のエッセンスが盛り込まれ、全世界に発信される。

 原発事故から1週間後、福島県いわき市で暮らしていた友菜さんは母綾さん(39)の実家がある広島市安芸区に姉妹と避難し、父芳一郎さん(42)は仕事で福島に残った。広島で一緒に暮らすことになった祖母の新谷啓子さん(66)は胎内被爆者。母親は爆心地から約1.2キロで67年前に被爆し、頭上にかぶった大量のがれきに埋もれながら、おなかの中にいた自分を守ってくれたという。

 友菜さんが転校した広島市立船越小では授業に平和学習があった。被爆し皮膚がはがれて水を求めて街をさまよう人々、焼けただれた子どもの弁当箱……。原爆や放射能の恐ろしさを知った。

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