政治【原発事故】「明らかに人災」国会事故調 菅元首相による混乱も指摘+(2/2ページ)(2012.7.5 17:02

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【原発事故】
「明らかに人災」国会事故調 菅元首相による混乱も指摘

2012.7.5 17:02 (2/2ページ)原発
東電福島第1原発事故を検証した報告書を横路孝弘衆院議長(右)に提出する国会事故調の黒川清委員長=5日午後、国会内(酒巻俊介撮影)

東電福島第1原発事故を検証した報告書を横路孝弘衆院議長(右)に提出する国会事故調の黒川清委員長=5日午後、国会内(酒巻俊介撮影)

 一方、事故の背景として「第1原発は地震にも津波にも耐えられる保証がない脆弱(ぜいじゃく)な状態だったと推定される」と指摘。「東電や原子力安全委員会などは地震や津波による被災の可能性、シビアアクシデントへの対策、住民の安全保護など当然の備えをしていなかった」と批判した。

 根源的な原因として「規制する立場と規制される立場が逆転し、原子力安全についての監視機能の崩壊が起きた」と認定。「規制当局の防災対策への怠慢と、官邸の危機管理意識の低さが、住民避難の混乱の根底にある」と結論付けた。

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東電福島第1原発事故を検証した報告書を手にする平田健二参院議長(手前から2人目)。後ろは横路孝弘衆院議長=5日午後、国会内(酒巻俊介撮影)
東電福島第1原発事故を検証した報告書を提出する前にあいさつする国会事故調の黒川清委員長(左手前から4人目)=5日午後、国会内(酒巻俊介撮影)

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