MARIのブログ

ブログの説明を入力します。


テーマ:
とりあえず外の様子を見ようと一階に降りて行きました。家の中に想像を超える瓦礫が入っていました。リビングの2枚サッシの大きな窓も無残に割れていました。この窓は苫小牧から直送させた窓でメーカーの住宅用の中で最高級のものでした。女、子供だけの我が家で防犯のために取り付けた物でした。きっと瓦礫によって壊れたのでしょう。よそのお宅の柱まで入っていました。私は自分の部屋に行ってみました。やはり窓は割れて素通りできる状態でした。セミダブルのベッドがあったのですが、どこを探してもみつかりませんでした。きっと外に流れて行ったのでしょう。しばらく一階を見て回りました。私は家の中に亡くなった方がいるのか不安でしたが、いないようでホッとしました。家の中を確かめた後、外に出てみました。道路にはまだ水が残っていましたが庭と隣の空き地、裏にある畑には水は無くなっていましたが、瓦礫や大型トラックなどで道をふさがれていて、そこを歩くのは大変でした。まずぬかるんだ畑をやっと抜けて、Mさん宅の駐車場に出ました。そこを通らせてもらい、いよいよ水の中に入りました。あちこち陥没していて深くなっているところ、側溝もあるので、とにかく転ばないように木の棒で探りながら国道の方向に歩いて行きました。もう倒れそうな魚屋さんのお店からおじさんが出て来ました。夜中中、懐中電灯を照らして、ご近所の安否を確認されていました。祖母のことを話すと、避難するのを手伝ってもらえることになりました。助かったご近所の人達と昨日の恐ろしかった体験をそれぞれ話していました。私は自宅の前は瓦礫の山で、ブロック塀も倒れたりして通れなくなっていたので裏から来たのでした。自宅から前の二軒は残りましたが、その前の家々は全部流されて土台だけになっていました。
建物が無くなり、松原が近くに見え、こんなに海が近かったことがわかりました。松原を見ていて変だなと思いました。松が折れもせず以前のままに見えたからです。後日分かったのですが、津波は松を越えてやってきたのです。松を超える津波とは何メートルの高さだったのでしょうか。今でも考えると怖くなるし、車で走っているときに、もし地震が起きたらどこに逃げようか?と、辺りの建物を見回してしまいます。

次に続きます。

Amebaおすすめキーワード