大津市のいじめ事件に端を発していろんなことが起こっておりますが…
気にはなりつつも今までどうしてもブログに書く気にはなれず…。正直この記事もどうしようかと…書いては消し…書いては消しを繰り返してます。
まぁ騒ぎになったからというよりも…それに対する人々の過剰な反応、特にネットでの晒しが行われたことについてはものすごく疑問に思ったからというのが今の正直な気持ち。
いじめは世間的にもネットという媒体で平然行われてるとしか…思えないわけです。
そういう意味では大津市のいじめ問題は確かに社会的にも大きい問題で騒ぎにはなりましたが…
他にも似たような大きいいじめ自殺問題は過去にもたくさん起きてます。
だからこそみんなで考えなきゃならない問題のはずですが…。
どうしても違う方向に騒ぎが行ってしまっているように私には思えてなりません。
私にはそう思う理由というか訳があるし…過去にも同じ事を同じように考えた時期が確かにあったから…。
何も生かされていないんだなと…そう思わざるを得ませんでした。
忘れもしない…私が就職活動をしている時期(26年前)に起こったあのいじめ自殺事件のことを…。
今回のいじめ自殺問題を扱う報道で少しだけ扱われてはいましたが…風化しちゃってるのか…忘れ去られているのか…。
今よりももっと…陰湿な空気感があったようにも思えますが…ネットも携帯電話もまだ普及していない時代の出来事。それでもニュースで扱われる回数はあったように思います。
だけど鮮明に覚えているのは事件後に私の先輩がその学校に後任として赴任することになり、その苦労話を直接聞いたからに他なりません。
「また同じことが…。」私はそんな思いでした。
以下は少し古いニュース記事ですけど…
この記事にあるように実名を晒しても、晒す行為を違法だとは思わない人が84%もいるっていうのは…正直恐ろしいことで…。晒すことで苦痛を与えたいって言を書いた人もいたとか…。
もちろん異論を唱えている方は当然いるようですが…。
違法性があるとかないとか…実はそれが問題なのではなく、そういう行為を平気でできる人がゴマンと居て、さらにこのネット社会が後押しをしているという現実。
御多分にもれず、騒ぎになっている渦中にほとんどを私は閲覧しましたが…正直ここまでする必要があるのかと…思うような内容ばかり。
晒すことが正義のように拡散する行為もまた…私には不思議でなりません。
大津のいじめ問題はもちろん大きな問題があったと思います。
問題があったからこそ、ここまでの問題になったのは誰もが疑いなく感じていると思いますけど…
晒すという行為は…結局のところ暴力を暴力で返すのと同じで…負の連鎖を誘発するだけだと私は思っています。
それが集団心理を煽り、集団が負の連鎖を誘発するようで…私は恐ろしいのです。
モンスターピアレンツが多いと言われている今のこの世の中ですから…そりゃーそういう輩が居てもおかしくはないけれど…。
なんか短絡的で結局幼稚…。そんな大人が多いなぁと…。
表面的に見えていることだけが全てではなく…もっともっと奥深い問題がそこにはあるし…。
その問題に対して感情的になったら…結局はまた、同じことが連鎖して繰り返すと…。
私は思っています。
それは双方、どっちもどっち…ですけれど…。
そんな対応しか出来ない大人が増えた現実を…私は憂うしか今は出来ません。