京王線:調布駅地下化で3000人にお披露目 /東京
毎日新聞 2012年08月05日 地方版
都や調布市、京王電鉄が進めている調布駅周辺の連続立体交差事業で4日、地下化された新たな調布駅の見学会があり、一般公募で選ばれた計3000人にお披露目された。19日から地下線に切り替える。
参加者は地下1階の改札フロアや同2、3階の下りと上りホームを一足早く体験した。ホームの幅は従来の2倍以上の約13メートルに拡大。京王では初めて設置された転落防止のホームドアをバックに記念撮影する家族連れが多くみられた。
同駅近くに住む会社員、石出寛史さん(64)は「素晴らしい駅になりびっくりした。開かずの踏切も無くなり、調布の発展につながるだろう」と話していた。
今回の事業は、京王線と相模原線の計3・7キロを地下化。18カ所の踏切がなくなり長年の課題だった交通渋滞が解消される。切り替え工事は18日の終電後から19日午前10時ごろにかけ実施され、この間一部区間が運休となる。【森下功】
〔都内版〕