8歳の娘とパリのディズニーランドを訪れていた女性が、入場時に警備員に足止めされ、着替えるように命じられた。女性は自分の誕生日をディズニーランドで祝うために、お姫様の格好をしていたのだ。しかし「子供たちがディズニーキャラクターとあなた間違えて混乱する」という理由で、ドレス着用での入場を断られたのだ。

今月1日(現地時間)、英のウェスト・ミッドランド州から来たナターシャ・ナルラさん(35歳)は娘のドリューちゃん(8歳)とディズニーランドパリに訪れていた。その日ナターシャさんは誕生日で、事前に買っておいた20ポンド(約2,800円)のドレスで着飾って、いよいよ場内に入ろうとしたその時だった。警備員が入場を拒んだのだ。そして、入場口の脇に移動させて「あなたはその格好では入場出来ません」と伝えられた。「キャラクターたちと似たような服装なので、子供たちが混乱する」という理由で、着替えるように命じたのだ。

ナターシャさんは激怒し、「ミッキーマウスの耳を付けて、ウェディングドレスを来たお姫様がどこにいますか!」と反論。「私は知り合いに電話をして、ドレスを着て入場することが出来ることを確認しました。彼らはもしかして、私が本物のお姫様と見間違えられるとでも思ったんでしょうか。こんなボロいドレスを着ているお姫様なんかいないでしょう。入場口にたどり着くまでに、私を本当のお姫様だと思った子供は1人も居ませんよ」と怒りを込めて語った。

実はディズニーランドは大人の仮装を認めていない。このことは、世界全てのディズニーランドの共通政策として決められている。広報担当者は「9歳以上の全ての人が、仮装でテーマパークに入場することは出来ません。これは混乱を防ぐためです」と説明した。ナターシャさんはディズニーランドに対して、謝罪を求めているとのことだ。

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