大津市の中2男子自殺で、市は1日、近く設置する調査委員会の委員に、遺族側が推薦した教育評論家で、テレビ番組のコメンテーターなどでは“尾木ママ”として知られる尾木直樹氏ら3人を起用する方向で調整していることを明らかにした。
遺族側は尾木氏のほかに、和歌山大教授の松浦善満氏と弁護士の渡部吉泰氏(兵庫県弁護士会)を推薦。市は調査委を最大6人で発足させる方針で、残りの委員は日弁連や日本生徒指導学会などから推薦を受ける。
市によると、調査委の会議は月に2回程度とし、資料の精査や関係者からの聞き取りなど補足調査も実施する。会議の公開の是非については、公開を求める遺族に対し、市は「個人情報を多く扱う」として非公開とする考えを示していたが、最終的には委員の判断に任せるという。
(紙面から)