平氏、「新党」結成へ 京都1区に再出馬の意向
平智之衆院議員(京都1区)は5日、新党「平安党」を結成し、次期衆院選京都1区に同党から出馬する意向を表明した。国内の全原発の即時廃炉を政策の軸とする考えで、平氏は「原発に対する怒りや不安を受け止める党にしたい」としている。
平氏は京都新聞社の取材に対し「6月末に大飯原発再稼働に反対して首相官邸前で行われたデモの参加者に話を聞き、国民は声の持って行き場がないのだと分かった。新党を作り、国民の常識的な感覚を国政に反映したい」と語った。
今後、綱領や政策などを詰める。消費税増税や環太平洋連携協定(TPP)には反対する。現段階ではほかに新党に参加する国会議員はおらず、政治資金規正法で政党と認められる要件は満たしていない。
平氏は6月中旬に大飯原発再稼働に反対して民主党に離党届を提出し、今月3日に受理された。
【 2012年07月05日 15時50分 】