VirtualBox の使い方と設定。[仮想マシン作成~Guest Additionsのインストール]
※使用環境
VirtualBox 4.0.6
ホストOS:Mac OSX 10.6.7
ゲストOS:Ubuntu 10.04 Desktop
VirtualBox本体と、拡張機能のインストール
バージョン4.0*では拡張機能が有効になり、USB2.0のサポートが拡張機能扱いになりました。拡張機能はExtensionPackというパッケージで配布されており、VirtualBox.orgで入手できます。
ついでなので一緒に入れてしまいます。
VirtualBoxのサイト、左カラムよりDownloadと進み、Mac用のVirtualBoxと、「Extension Pack」をダウンロードします。
VirtualBoxインストール後、環境設定より「拡張機能」を選び、四角で囲った部分をクリックしてExtensionPackを導入します。
仮想マシンの作成
左上の「新規」をクリックします。仮想マシン作成ウィザードが立ち上がるので、各項目を埋めていきます。
仮想マシン名とOSタイプ
仮想マシンの名前を決めます。好きな名前で構いません。OSタイプは、インストールするOSを指定します。
メモリ
基本は推奨値ですが、1024MBくらいを割り当てればいいと思います。仮想ディスク作成
これは仮想化ソフト全般に言える事ですが、固定と可変には以下の様な特徴があります。- 可変サイズ:ディスク容量を節約できますがパフォーマンスは下がります。
- 固定サイズ:ディスク容量を圧迫しますがパフォーマンスは上がります。
ゲストOSを頻繁に使うのであれば固定を選んだ方がいいと思いますが、そうでなければ可変でいいと思います。
※固定サイズを選択すると、ディスク作成に時間がかかります。
作成したハードディスクの設定に問題が無ければ、ディスク作成を終了します。
ゲストOSのインストール
OSをインストールする前に、一部設定を変更します。仮想マシンの設定よりディスプレイを選択し、ビデオメモリの設定を128MBにします。
アクセラレーションはOSインストール後に必要に応じて有効にします。
仮想マシンにOSをインストールする
四角で囲った部分をクリックし、作成した仮想マシンを起動します。起動すると、初回起動ウィザードが立ち上がるので、そこからインストールメディアを選択します。
「DVDやCD」からインストールする場合は、オレンジの部分からDVD/CDドライブを選択します。デフォルトでDVD/CDドライブになっていると思います。
「ISOイメージ」からインストールするのであれば、ピンクで囲ってあるフォルダをクリックして、ISOイメージを選択します。
インストールメディア選択後、インストーラーが起動するのでOSをインストールします。
この時、ゲストOSの画面でマウスをクリックするとホスト側にマウスカーソルが戻って来れなくなります。
これは次に説明する「Guest Additions」をインストールすれば解決するのですが、それまではゲストとホスト間のマウス操作の切換えは、左の
※OSインストールに関しては、通常のインストール方と同じなので割愛します。
ゲストOSにGuest Additionsをインストール。
Mac側、メニューバーのデバイスより、「Guest Additionsのインストール」を選びます。ゲストOSがWindows(たぶんMacも)であればインストーラーが自動で立ち上がるので、そこからインストールします。
ゲストOSがubuntu等の場合は、手動でインストーラーを立ち上げます。
UbuntuにGuest Additionsをインストールする
ubuntu 10.04での内容になりますが、他のバージョンでも変わらないと思います。Macで「Guest Additionsのインストール」選択後、ubuntuの上部パネルにある「場所」から「VBOXADDITIONS」を選択します。
「VBOXADDITIONS」を選択後、開いたウィンドウから「"オートランの問い合わせ"を開く」をクリックするとインストールが開始します。
「"オートランの問い合わせ"を開く」をクリックしてもインストールが始まらない場合は、ターミナルで下記赤字のコマンドを実行して「autorun.sh」を手動で実行します。
ubuntu@ubuntu: $ ./autorun.sh
インストール後、ゲストOSを再起動します。
Guest Additionsをアンインストール
ちなみに、Guest Additionsをアンインストールするには下記を実行します。ubuntu@ubuntu: $ ./uninstall.sh
アンインストールすることは無いと思いますが…。
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