五輪メダル ロンドン塔に保管
2012年7月3日(火) 05:20
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ロンドンオリンピックで選手に授与されるすべてのメダルが、市内の観光名所のロンドン塔に保管され、2日、記念式典が行われました。
世界遺産にも登録されているロンドン塔は、中世の時代に建てられた要塞で、宮殿や処刑場にも使われました。現在は厳重な警備の下、イギリス王室の宝物が保管されています。今回のオリンピックとパラリンピックでは、選手に授与されるメダルの保管場所に選ばれ、組織委員会ではこれまでメダルが完成するたびに運び込んできました。保管されるのは合わせて4700個のメダルで、2日、最後の2個が届けられたことを記念して、建物の前で式典が行われました。式典には、地元の子どもたちおよそ150人も招かれ、トランペットの演奏に合わせて「2012」の文字が刻まれたメダルが披露され、その後、建物の内部へ持ち込まれました。メダルは大会期間中、表彰式が行われるたびに会場まで運ばれるということです。組織委員会のセバスチャン・コー会長は「とてもロンドンらしい場所で、警備の問題を考えてもこれ以上いい場所は思いつかない」と話していました。
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