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東京・北区 高齢化率が25%超す
8月5日 5時41分

東京・北区 高齢化率が25%超す
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人口に占める65歳以上の人の割合、「高齢化率」を東京都などがまとめたところ、北区の高齢化率が23区の中で初めて25%を上回りました。
北区では、昭和50年代までに建てられた団地の入居者の高齢化などが要因ではないかとして、今後、高齢者が安心して暮らせる街づくりに力を入れていきたいとしています。

東京都と北区によりますと、ことし4月1日の時点での北区の人口は31万7663人で、このうち65歳以上の高齢者は7万9503人と、人口の25.03%を占めました。
比較できる統計が残っている昭和32年以降、「高齢化率」が25%を超えたのは、23区の中で北区が初めてで、4人に1人が高齢者という計算になります。
また、ことし4月の時点の全国の高齢化率は、総務省の推計で23.7%で、23区内でこれを上回っていたのは、北区と、24.21%の台東区だけでした。
高齢化が進んだ要因について北区では、昭和50年代までに建てられた公営団地の入居者の高齢化が進む一方で、最近新たな宅地開発が行われなかったことが考えられるとしています。
北区では、独り暮らしの高齢者でも安心して暮らせるように、今年度から町内会などに助成金を出して地域の見回りや声かけ活動に力を入れていきたいとしています。

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