引退田口の復帰にオリ前向き
2012年08月04日 18時00分
オリックスや米大リーグのカージナルスで活躍した田口壮外野手(43)が現役引退を決意した。
昨季限りでオリックスを戦力外。それでも昨秋に右肩手術を受けた上で単身練習し、新天地での現役続行を目指していたが、補強期限となる7月31日までにオファーがなかった。この日、自身の公式ブログで「残念ながら野球人生区切りの日となってしまいました」との談話を掲載した。
田口の引退表明を受けて古巣・オリックスの村山球団本部長は指導者としての復帰について「慰労もしてあげたいし、話を聞く用意はある。本人の気持ちを確かめたい」と前向きな姿勢を示した。1992年に関学大からドラフト1位でオリックスに入団以来、球団は田口の人間性を高く評価し早くから幹部候補生として期待。2010年に米球界からオリックスに復帰した時には「将来の監督候補」という立場でもあった。今後が注目される。