阪神が柔道金・松本にラブコール
2012年08月04日 18時00分
阪神が、ロンドン五輪で日本の金メダル第1号となった柔道女子57キロ級の松本薫(24)に“ラブコール”だ。
松本が所属するのは大阪市北区に本社を置くフォーリーフジャパン。同じ関西同士ということで「帰国後はぜひ甲子園に来てほしい。そこで始球式などをしていただきたい」(チーム関係者)という。実現すれば、話題性抜群で盛り上がるのは間違いないが、阪神の狙いは別のところにもあった。「イベントだけじゃなく選手に講義をしてほしい」というのだ。
阪神は今季、和田監督が掲げた「熱くなれ!!」というスローガンの下、シーズンをスタート。しかし、首位・巨人に大差をつけられての5位と全く「熱くない」状況に陥っている。優勝はともかく、何とかクライマックスシリーズ進出圏内のAクラス入りを果たすにはミラクル快進撃が必要になってくる。そこで松本だ。まるで獲物を狙う野獣のような目つきで畳に上がり敵を仕留める闘争心は「まさに、今のウチに必要なもの」と阪神サイド。すっかり牙を抜かれた感のある今季の虎に闘魂を注入する適任者と見ているわけ。
「野獣」「アマゾネス」などと称される松本。阪神サイドは「金メダルの哲学を選手たちに注入してほしい。試合の時とそれ以外の時でオンオフの切り替え方なんかも教えてくれるとありがたい。ぜひ“援護”してほしい」と熱く語るが、その思いは果たして松本に届くだろうか。