米核兵器用ウラン施設に活動家が侵入、一時閉鎖に

2012年 08月 3日 09:26 JST
 
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[ワシントン 2日 ロイター] 米テネシー州オークリッジにある核兵器用のウラン加工・貯蔵施設が、反核活動家らによる侵入事件によって一時閉鎖に追い込まれている。政府当局者が2日、明らかにした。

当局者によると、1日に閉鎖された同施設は少なくとも来週まで再開されない見込み。侵入した活動家は3人で、施設を囲うフェンスを破り、核兵器に使用される高濃縮ウランが貯蔵されている建物の外壁まで到達したという。

活動家らの侵入は警報によって警備員に知らされたが、現場へ向かうまでに活動家らは施設にたどり着き、壁にスローガンを書くなどした。

活動家らの広報担当者によると、公共物破壊と不法侵入の疑いで逮捕された3人のうち、1人は82歳の修道女だったという。

当局者は、2001年の同時多発攻撃以降に建設された同施設は最新の警備機能を備え、貯蔵物にも危険はなかったとしている。

米エネルギー省から同施設の警備を委託されている民間警備会社のWSIオークリッジは、ロンドン五輪で十分な警備員が集められずに問題となった国際警備会社G4Sの子会社。

 
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