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【大リーグ】

イチロー、10戦連続“イチ”安打 得点機では12打数連続無安打

2012年8月5日 紙面から

◇ヤンキース6−3マリナーズ

 【ニューヨーク穐村賢】ヤンキースのイチロー外野手(38)は3日、本拠地でのマリナーズ戦に8番左翼で先発出場。3回に内野安打を放ち、連続試合安打記録を10に伸ばした。チームも快勝したが、数週間前まで在籍した古巣との対戦ということもあり、「ずっと一緒にやってきた。気持ち的になかなか敵になりづらい」と複雑な心境も明かした。

 3回先頭の第1打席。外角球を打ち損ねた打球は投前に転がったが、ボテボテが幸いし、俊足のイチローは楽々と一塁を駆け抜けた。後続の連打で先制のホームも踏み、「このチームは(塁に)出ればチャンスになる。打順なんてあってないようなもの。どっからでもいける」。“打てば響く”味方打線のすごさをあらためて認識したようだった。

 ただ、この日も2本目が出ず“イチ安打”。メジャー歴代4位タイとなる41度目の2桁試合連続安打を記録したが、ここ10試合の打率はジャスト2割5分。安打量産の本来の姿とはほど遠い。ヤ軍移籍後は得点圏に走者を置いた場面では12打数連続無安打中と勝負弱さも露呈している。

 チームが好調で、イチローの“粗”も軽快な守備や盗塁の陰に隠れて目立たないが、ひとたび負けが込めば、助っ人イチローに、変わり身の早いニューヨーカーたちの批判の矛先が向くのは必至だ。今必要なのは同じ1本でも決勝打など価値ある1本。地元ファンの心をわしづかみにする一打が待たれる。

 

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