デビ夫人:大津いじめ問題巡り、提訴される
毎日新聞 2012年08月03日 20時20分(最終更新 08月03日 20時31分)
大津市立中学2年の男子生徒が昨年10月に自殺した問題を巡り、ブログに顔写真を掲載され、生徒をいじめたとされる少年の母親であるかのように書かれたとして、兵庫県宝塚市のスタイリストの女性(50)が3日、タレントのデビ夫人(72)に1100万円の損害賠償とブログへの謝罪文の掲載を求め、神戸地裁伊丹支部に提訴した。
訴状によると、デビ夫人は7月10日付のブログで、自殺問題とは無関係な女性の顔写真とともに、「自分の息子を人権侵害もはなはだしいリンチ同様な事を平気でする人間に育て上げるとは!」などと記述。女性側は「社会的評価が下落し、多大な精神的苦痛を受けた」と主張している。
一方、デビ夫人の代理人は「掲載したのは少年の父親の写真で、女性は父親の横に写っていた。女性を母親とは記述しておらず、事実関係が全く異なる」として全面的に争う方針。
ブログの写真は既に削除されている。【藤顕一郎】