北海道西興部村で2日に撮影された白いヒグマの子グマ(同村提供)【拡大】
北海道西興部村の山中で白いヒグマが見つかり、村職員が写真を撮影した。体長1メートルぐらいの子グマで、突然変異で色素がない「アルビノ」とみられる。ヒグマを飼育している釧路市動物園によると、非常に珍しいという。
クマが見つかったのは道路沿いの牧草地。村の男性職員が先月24日に車で通り掛かった際、白い動物を目撃。今月2日に付近を通ると再び遭遇してクマと分かり、約150メートル離れた車内から写真を撮影した。クマはその後、林に入っていったという。
職員は「最初は犬かと思ったが、クマだったので驚いた」と話している。村には白いクマの目撃情報が複数寄せられていたという。
釧路市動物園によると、頭や尻の形からヒグマに間違いなく、鼻先や目が赤いのでアルビノの可能性が高い。「付近に親がいる可能性が高いので近づかないでほしい」としている。(共同)