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2012年8月3日(金) 19:14 |
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振り込め詐欺防止に新装置
全国で振り込め詐欺が減らない中、振り込め詐欺を誘う不審な電話を検知するシステムができました。 岡山県警は実用化を目指し、効果を確かめる実証実験を3日始めました。
オレオレ詐欺などの振り込め詐欺を誘う、不審な電話を音声から判断して知らせてくれる―。 名古屋大学や富士通などが、世界で初めて開発したシステムです。 判断基準の一つは、電話を受けた人が「過信」状態になるかどうかです。 「息子が事故にあった」などの悪い情報を伝えられた時、ショックから判断能力が鈍る状態で、声の高さや大きさが変わります。 被害にあった人の多くは、この状態になったと言われます。 他にも、電話をかけた側が振り込め詐欺に多い単語を使うかなどからも、総合的に判断され、アラームがなる仕組みです。 岡山県の今年の振り込め詐欺は、去年と比べ、件数も被害金額も増加しました。 そのため、岡山県警はこのシステムに着目しました。 3日始まった実験では、検知機器を県内の約100軒の家の電話機の下に設置し、振り込め詐欺を誘う電話に反応するかなどを確かめます。 メールを受けた通信指令課は警察署に連絡。 警察官がその家を尋ねて 事情をきくという仕組みです。 このシステムには誤まった判断の可能性など、まだ課題がありますが、岡山県警は3日からの実証実験で、振り込め詐欺を見分けられるかどうかを確認した上で、実用化を目指すことにしています。
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