岡田「目指せ金メダル！」　映画「天地明察」でヒット祈願

　映画「天地明察」（９月１５日公開）に主演するＶ６の岡田准一（３１）、共演の中井貴一（５０）、滝田洋二郎監督（５６）が３日、京都市の堀川遊歩道で開かれた「京の七夕」前夜祭に登場。竹製のアーチをライトアップし、天の川を再現する「光の天の川」の点灯式に参加した。岡田の「天地！」という掛け声に、集まった子供たちが「明察！」と声を合わせると、美しいイルミネーションが京都の空を彩った。

　今年は金環日食、金星食など天文現象が多く、「天文ゴールデンイヤー」と言われる。岡田が演じたのは、星に魅せられ、日本初の暦作りに挑んだ江戸時代の実在の囲碁棋士・安井算哲。ロンドン五輪期間中ということもあり、岡田は「星を眺めたり、カレンダーを見たりして、すごいことをしたんだな…と実感しています」と４００年前の“金メダル級”の偉業に思いをはせ、「映画が多くの人に見ていただけますように。目指せ金メダル！」と金メダル形の短冊に願掛けした。

　本作の試写を見ていた男子マラソン日本代表の藤原新選手（３０）から「数々の挫折を乗り越えて新しいプロジェクトを立ち上げた実行力、主人公のまい進する姿に共感しました」とのメッセージも寄せられた。滝田監督は「藤原選手も挫折を乗り越えてきた方。絶対に金メダルを取って、みんなを元気にしてほしい」とエールを送った。

　「京の七夕」は旧暦の七夕にあたる８月に開催され、今年で３回目。