原発 避難者の帰宅で参考人
坂口氏質問
住民の安心、納得必要
公明新聞:2011年7月28日付
衆院厚生労働委員会は27日、放射線の健康への影響について参考人質疑を行い、公明党から坂口力副代表が質問に立った。
坂口氏は東京電力福島第1原発事故で避難している住民の帰宅時期について、「住民は何を目安にしていいのか分からない」と強調。帰宅可能となる放射性物質の数値基準はあるのか尋ねた。放射線医学総合研究所の明石真言理事は、「住民の安心、理解、納得をつくる必要がある」として、数値のみで示すのは難しいと述べた。
また坂口氏が、身体への放射線の影響が数年後に現れることに懸念を示したのに対し、長崎大学の長瀧重信名誉教授は、「国際的な会合では100ミリシーベルトで影響があるのは分かっているが、それ以下については不確実な分野だ」と述べ、専門家は慎重に発言すべきだとの認識を示した。
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