米ヤフーをユーザーが提訴-45万人の個人情報流出で賠償請求
8月1日(ブルームバーグ):米国最大のポータルサイトを運営するヤフーのサイトから最大45万人のユーザー名とパスワードが盗まれたことに関連して対策を怠っていたとして、ユーザーが7月31日、同社を提訴した。
ヤフーを訴えたのはニューハンプシャー州在住のジェフ・アラン氏。カリフォルニア州サンノゼの米連邦地裁に提出した訴状で同氏は、ハッカーが同月11日に侵入した後、ログイン認証情報がネットに掲載されたと指摘した。
アラン氏はヤフーが個人情報を十分に保護する措置を怠ったと主張。アカウントの不正行為に対して自身や他のユーザーへの賠償と、アカウント保護で必要な措置を義務付ける命令を求めている。
ヤフーは12日、同社のアカウントに加え、グーグルの「Gメール」やマイクロソフトの「ホットメール」、AOLなど他のアカウントのログイン認証情報が入ったファイルが、ヤフーのサイトから盗まれたことを明らかにしている。
ヤフー広報担当者のダナ・レングキーク氏には訴訟に関するコメントを求めて業務時間外に電子メールを送ったが、今のところ返答はない。
原題:Yahoo Sued Over Breach That Exposed 450,000 Users,Passwords (1)(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:サンフランシスコ Karen Gullo kgullo@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Michael Hytha mhytha@bloomberg.net
更新日時: 2012/08/02 14:14 JSTニュース一覧
注目のセクション