ニュース詳細
女優の津島恵子さん 死去8月3日 19時14分
清そな演技で「七人の侍」などの映画やテレビドラマで活躍した女優の津島恵子さんが、胃がんのため1日、東京都内の病院で亡くなりました。
86歳でした。
津島恵子さんは、大正15年に長崎県で生まれ、松竹所属の女優として昭和22年、21歳のとき原節子さんが主演した映画「安城家の舞踏会」でデビューしました。
その後、松竹から離れてフリーとなり、清そな演技が人気を集め、映画「足摺岬」や「ひめゆりの塔」など、名作に相次いで出演しました。
中でも黒澤明監督の最高傑作といわれる「七人の侍」で演じた農家の娘・志乃の役は、みずみずしい演技で高い評価を受けました。
31歳で結婚したあと、映画界からは次第に遠ざかりましたが、上品な母親の役などでテレビドラマで活躍し、NHKの朝の連続テレビ小説「さくら」や大河ドラマ「山河燃ゆ」などにも出演しました。
津島さんは、2年半ほど前から胃がんのため東京都内の病院に入院し、治療を続けていましたが、1日、家族に見守られながら息を引き取ったということです。
[関連ニュース]
[関連リンク] |
|