ヤングなでしこ　地元開催Ｖだ

　日本サッカー協会は２日、東京都内のホテルで、日本で開催されるＵ−２０女子ワールドカップ（Ｗ杯）の日本代表２１人を発表した。吉田弘監督は「日本は過去、ベスト８が最高だが、目標は優勝。日本は技術的に世界のトップクラスだと思う。なでしこが女子Ｗ杯で優勝したように、最後まであきらめず、粘り強くプレーし、ヤングなでしこも世界のトップレベルにあることをお見せしたい」と地元開催での初優勝を宣言した。

　「ヤングなでしこ」と愛称が付けられた今回のＵ−２０女子日本代表は、一昨年のＵ−１７Ｗ杯で準優勝したメンバー１０人が中心。ロンドン五輪代表のＦＷ岩渕真奈（日テレ）は、五輪後の大会参加は負担が大きいことから選出が見送られ、この世代でエースのＦＷ京川舞（ＩＮＡＣ）は故障で代表を外れた。

　吉田監督は「確かに京川が抜けた穴は大きいが、違う選手が頑張ってくれると思う。日本がゲームを支配し、主導権を握った試合をして、その上で勝ち進んでいきたい」と、内容的にも世界を圧倒する大会にするつもりだ。