もうデートも終わりかと思っていたところへ

更なるサプライズ





花火大会に連れてってくれた





花火・・・

大好き





花火は　小さい頃

おばあちゃんに連れてって

もらった記憶しかないなぁ。





だけど　今回は違う

好きな人と来る　花火大会





ふたりで　場所をみつけて座る。

周りは　浴衣を着た女の子ばかり。





駿は　意地悪く

「浴衣の女の子が　膝枕してるねー」

って





しかも　その女の子

彼氏の頭を撫でたり

扇子で彼にあおいであげたりしてる。





その様子を　駿が見ては

「あーゆーの　いいよね～」

と言う





ムッキー

私だって　私だって！

出来るもん





「なら　早く　寝てよ！

膝枕するからー」

ってムキになる私。





だけど　開催ギリギリで

割り込んで座ってる私たちは

そんなスペースはない。

ふたりで　体育座りをする程度のスペース。





んもう、駿ってば

本当に　イジワルなんだからぁー！

背骨が折れても

横になって欲しかったところだわッ！





そんな　ぎゃーぎゃー

ぴーぴー　言ってる内に

花火が打ち上がった





感動的なくらい

たくさんの　大きな花火が

容赦なく打ち上がる。





目の前で

ひゅる　ひゅると

打ち上がり

ドーン、と

上空に響く音がいい





隣には　満月が大きく輝いているし





花火が大きく打ち上がる度に

みんなの歓声が湧き上がる





わぁ～。

楽しい～！





花火って　ものすごくキレイなのね

目の前で見る花火って

音も感じられて

全身で　体感できるのね





ハート型の花火が打ち上がったり

ニコちゃんマークだったり

そんな　おもしろ花火も

大好き♪





だけど　やっぱり人気なのは

大きい花火かなぁ。

ドーンという音も大きいけど

だからこそ　花火の迫力を感じる。





夏っていいね・・・。

子供の頃　夏が一番好きだった。

自分の誕生日が夏だから、というのもあるけど

それ以前に　こういうお祭りが

たくさんあるのが　好きだったと思う。





夏の行事は大好き。

血が騒ぐ！





駿と

花火がキレイだねー、って

何度も言って

何度も感動して

何度も　何度も

楽しいって思って。





だけど　あっという間の１時間は

終わってしまった





しばらくふたりで　手を繋ぎ歩く。

駅で電車に乗る。





もう　こんな時間・・・。

いつも　駿が私の部屋に来てくれる時に

帰る時間になってる・・・。





朝から晩まで

駿と　ずーっと一緒だった。





楽しかった。

もっと　もっと

ずっと一緒にいたい。





駿と　同じお家に

帰れたらなぁ～。





駿とは　花火大会の会場から

駅まで歩いている途中

たくさんお話をした。





「入籍する日は

ちゃんとしなきゃ　ダメだよ」

「どーして？

離婚したら次の日に

入れてよー」

「ダメだよ。　だって大安吉日とかが

いいでしょ？

だって　お前　誰かの占い師に

『あー、この日に入籍しちゃったんですかぁ』

なんて言われたら

お前なら　『もう一度　入れ直そう』　って

言い兼ねないもん」





うっ・・・　

図星・・・





だけど

確かに　ふたりの生活をスタートさせるのに

日を見るのは大切だと思う。





私は　駿と初めて逢う日は

暴風雨の日だったけど

これを逃してはダメだと

決めていた。





駿と出逢うのが

あと２日遅かったら

私の天中殺月に入ってしまう。





そしたら　恋愛がうまく行かなくなる・・・。

そう思って　どうしても

その日を指定したんだったっけ。





私　過去に付き合った人で

どうしてもうまく行かなかった人との

最初に逢った日を

調べたことがある。





そのどれもが

悪い月や　悪い年に

スタートしたものだった。





すべてを信じるつもりはないけど

不思議と腑に落ちることが多いような気がする。





そして　別れる時にこそ

この天中殺月がベストとなる。

私は　元恋人とは

この天中殺月に決めて　別れた。





そして　天中殺月が終わってから

方角を見て　今のところに引っ越して来た。





この方角は　「財産・遺産」　の方角だった。

偶然なのか　引っ越してしばらくして父が死んだ。

結果　私は　一部の遺産をもらった。





この部屋に引っ越して来ようとした時に

ふっと思った事がある。





「きっと　男の人が　この部屋に来るだろう」





この部屋は　女だから・・・。

女だから　男を呼ぶんだろう・・・。

だから　インテリアをピンク系にしようと

思ったのかもしれない。





私は物が　男か女か

考えるクセがある。





大昔　バイクに乗っていた時

そのバイクは男だった。

しかも　気性が荒い男・・・。

私と相性が悪いと分かっていながらも

安かったので買ってしまった。





結果　よく故障した。

本当に　相性が悪かった。





それ以来　私は

何かを買う時

その物のオーラと相性を考えて

買うようにしているところがある。





オーラとは　生きているものにしかない、

と言われているけど

私には　物のオーラを感じることがある。

キラキラと光っているのが見えるから。





物にも　感情がある、

と聞いたことがある。

たぶん　他では　それを

感情ではなく　波動と言ったり

オーラと言ったりするんだと思う。





駿と　初めて逢った時

感じたことがある。





この人はオーラが強い。

運が強い人だね・・・って。

着ている洋服も

いつもオーラを感じる。

いい洋服を選んでいる。

自分の運をアップさせるわけだ。





運がいい人で

モテない人はいない。

だから　私はいつも

ヤキモチを妬くんだよ・・・





フェロモンも運も

比例するようなところがあるから・・・。





なんて・・・

話がどんどん　ズレてしまった。

だけど　駿が

「いい日に入籍しないと・・・」

と言った時から

こんな風に　頭の片隅で考えていた。





いつか　駿と一緒になる時には

すべてを完璧にしたいな、って。

そう　前向きに考えられるようになったから

駿とデートが終わってバイバイしても

るんるん気分がキープされてたのかもしれないなっ




お団子か
しゅうれいか・・・
とにかく当たった方に
リピしなきゃ、ね！

駿　愛してる♪
絶対に一緒になるんだよー！