京大原子炉、がん治療で成果 世界から注目集める ツイート
2012/08/03
がん細胞のみを破壊するBNCTに注目が集まっている(写真左は重水中性子照射設備)
国内有数の原子力研究教育機関である京都大学原子炉実験所 (大阪府熊取町) が、原子炉の運転中に生じる放射線を活用した医療分野の研究で着実な成果を挙げている。 がん治療において、従来の重粒子線治療よりも安全性を高めた同実験所の研究は、国内のみならず海外からも注目を集めているという。 国の厳しい財政を背景に十分な研究予算が確保できない中で、同実験所は出力抑制運転などの工夫を重ねながら研究を継続する考え。 山名元教授は 「原子力が健康に役立つという、意外と知られていない事実をもっと発信していかなければ」 と話す。
京大原子炉実験所には、研究用原子炉 (KUR) と臨界集合体実験施設 (KUCA) の2つの原子炉があり、この施設を活用して理・工・農・医学など幅広い分野の研究を行っている。
その中で注目を集めるのが 「ホウ素中性子捕捉療法 (BNCT) 」。 がん組織に集まりやすいホウ素化合物の性質を利用し、中性子を照射することで、がん細胞のみを破壊するというもの。 山名教授は 「研究を継続してきたことにより、再び世界から着目されている」 と話す。 KURでは、2001年12月に世界で初めて口腔 (こうくう) がん、02年6月には脳腫瘍 (しゅよう) に対する非開頭のBNCTを開始。 12年3月末現在、脳腫瘍187件、頭頸部 (けいぶ) 腫瘍125件など多数のBNCT医療照射が行われている。 (本紙2面より抜粋)
京大原子炉、がん治療で成果
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