第1四半期、電力8社赤字 再稼働が改善のカギ ツイート
2012/08/02
電力10社の2012年度第1・四半期決算が1日出そろい、北陸電力と沖縄電力を除く8社が純損失を計上した。 定期検査中の原子力プラントの再稼働が遅れて原子力利用率が超低水準で推移。 代替となる火力の燃料費がかさみ、損益が大幅に悪化した。 とりわけ原子力への依存度が高い会社の痛手が大きく、関西電力と九州電力の純損失が1千億円前後にまで膨らんだ。 損益改善のカギを握る原子力再稼働の道筋は不透明で、公的管理下に置かれた東京電力と原子力を持たない沖縄電力しか通期の損益見通しを示せていない。
各社の損益を押し下げたのは燃料費の膨張。 東京を除く9社計では4300億円程度増えた。 日本原子力発電を含む原子力利用率は4月が前年同月比48.9ポイント減の2.0%、5月が同40.6ポイント減の0.3%、6月が同36.8ポイント減の0%にとどまった。 (本紙1面より抜粋)
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