関電節電要請1カ月 需要対策、成果上がる ツイート
2012/08/01
関西電力が今夏の節電要請を開始してから約1カ月が過ぎた。 当初は2010年夏ピーク比15%以上の節電目標を掲げていたが、大飯発電所3号機 (PWR、118万キロワット) が9日にフル稼働に達したため、目標を同10%以上に緩和した。 大飯3号機に続いて同4号機(同)も25日にフル稼働し、同社の供給力も3千万キロワット台に回復。 昨夏以降の定着した節電を織り込んだ今夏ピーク予想は2987万キロワットで、この段階で需給ギャップは解消するが、30日には10年夏と比べた今夏の最大電力の抑制効果が約9%あるとの推計をまとめており、実際のピークは下ぶれする可能性が高い。 節電意識の広がりに加え、この1年で関電が講じた需要対策も着実に実を結んでいるとみられる。
関電の推計では、10年夏比平均9%減のピーク抑制効果について、特に産業用 (同約12%減) の貢献が大きいとしている。 当初の節電の数値目標が10年夏比15%以上だったこともあり、「15%以上で計画的に対応された結果が積み上がったのではないか」 (同社) との見方も示している。 (本紙3面より抜粋)
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