7月30日、パネッタ米国防長官は西側の対イラン制裁について、現時点ではイランの意思決定に明らかな影響を与えるには至っていないが、機能はしていると述べた。代表撮影(2012年 ロイター)
[チュニス 30日 ロイター] パネッタ米国防長官は30日、西側の対イラン制裁について、現時点ではイランの意思決定に明らかな影響を与えるには至っていないが、機能はしていると述べた。
今週のイスラエル訪問を控えた発言。イスラエルは、制裁の効果が出ておらず、イランが核開発を続行していると主張。爆弾攻撃が不可能な地下ウラン濃縮施設をイランが完成させるまでの時間は少なくなってきていると警告している。
パネッタ長官はイスラエルが制裁の効果に懸念を示していることについて記者団に質問され「経済面では」深刻な影響をもたらしていると述べた。
さらに「現時点での影響は明らかでないかもしれないが、イランが国連安保理常任理事国5カ国およびドイツと交渉する意思を示し、引き続き外交による解決の模索に関心を示していることは事実だ」と述べた。
Bookmark: