一度、停電ありきで議論をしては?
夏の電力需要に備えて、原発の再稼働の議論が騒がしい。
政府やメディアで取り上げているのは、停電を避けるために再稼働するかどうかや電力需給に関する計算の精度等を云々する話が多い。
けど、視点を変えて、原発再稼働せず、停電ありきでみんなで議論を進めてはどうだろう。
そもそも、世界的に見てこんなに停電の少ない国は日本だけではなかろうか。
インフラが整いすぎている国なのである。その整いすぎている国が、普通に整った国になるとは考えられないか。
それに、日本も昔はしょっちゅう停電があった。
停電ありきで考えれば、以前から自家発電などを準備し停電に備えてしっかり対策しているところは、それが活かされるだろう。しっかりしていないところは慌てて増設することになるだろうけど、それはそれで景気回復につながるだろう。それでも増設しないところは、停電が起きても何とかやりくりできる業種か、もしくは危機意識のない会社ということになる。一般家庭も、停電が耐えられなかったら太陽電池と蓄電池を準備すれば良い。
今や、データはクラウドで保管する時代なので、関西でダメなら関東で、日本でダメならアメリカでとなんとか出来るだろう。電力会社も、電力不足による停電がおきてもすぐ復旧できるようしっかり準備をしておけば良い。オフィスにあるデスクトップは、停電に備えてノートにすれば良い。それでも停電が頻発するようであれば、電力をよく使うメーカー中心に曜日のシフトに協力いただくとか、節電のための休暇を設けるとか、TVでは話題にならない放送波の停止と一般家庭のテレビ停止とかいろいろ試せばいいじゃないか。
世の中絶対というのはありえない。
今度福島のような原発事故が起きたら、日本はそれこそ最悪の国になる。
停電は一瞬だが放射能汚染は何年も続く。
やはり停電より何より、原発事故の方が心配だ。
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