言葉や名称の中には、正しい意味や表現が意外と知られていないものが存在します。
今回はそんな「ほとんどの人が勘違いしていそうなこと」をまとめてご紹介します。
――コトバ・名称編
・ロンドンオリンピックでお馴染みの「イギリス」は国名ではなく通称である。
本来は「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」。
・完璧の「璧」は「壁(かべ)」ではない。
・松阪牛は「まつざかぎゅう」ではなく「まつさかうし」と読む。
・お洒落の「洒」は「酒(さけ)」ではない。
・「姑息(こそく)」は”ひきょう”という意味ではなく「一時しのぎ」という意味である。
・「敷居が高い」は”手を出しにくい”という意味ではなく「不義理や面目のないことがあって、その人の家へ行きにくい」という意味である。
・「爆笑」とは”大笑いすること”ではなく、「大勢の人が笑うこと」である。
・「恣意的(しいてき)」は”悪意のあること”ではなく「自分勝手な」という意味である。
・「募金する」というのは主催者が使う言葉であり、する側は「寄付する」という表現が正しい。
・「真逆」って何て読んでいますか?→同じ漢字でも「まぎゃく」「まさか」と二つの読み方があり、それぞれに意味が違います。ちなみに「まぎゃく=正反対」「まさか=予測しない事態にあること」という意味です。
・「東大(東京大学)」は「最高学府」とは言わない。最高学府は「大学」のことをさします。
・テレビ等でよく言われる「CM」は”コマーシャル”の略ではない。正式には「コマーシャルメッセージ(commercial message)」である。
・「確信犯」とは”悪いと知った上での行為”ではなく「道徳的・宗教的または政治的信念に基づき、本人が悪いことではないという考えのうえ行われる犯罪」という意味である。該当するのは、思想犯、政治犯、国事犯。
――IT編
・ツイッターは「SNS」ではない。
Twitter社のMichael Abbott氏が明言しています。SNSというにはあまりに簡素な機能だからだそうです。
――著名人・芸能編
・「ロバート・デニーロ」は、正しくは「ロバート・デ・ニーロ」です。
・お笑い芸人の「有吉弘行」の名前は「ひろゆき」ではなく「ひろいき」である。
・「叶姉妹」は実際の姉妹ではなく「設定」である。血は繋がっていない。
――企業編
・音響機器メーカーの「オンキョー」は、読み方は「オンキョー」だが、表記は「オンキヨー」とヨが大きい。
・カメラ機器メーカーの「キャノン」は、読み方は「キャノン」だが、表記は「キヤノン」とヤが大きい。
・「ビッグカメラ (BIG Camera)」ではなく「ビックカメラ (BIC Camera)」 が正しい。
――アニメ・マンガ
・「巨人の星」の星一徹がちゃぶ台をひっくり返したのは原作漫画では一度だけ、アニメでも二度しかひっくり返していない。
しかもひっくり返したちゃぶ台は、丸いちゃぶ台ではなく、四角い立派なちゃぶ台である。
・「北斗の拳」主人公の”ケンシロウ”が「お前はもう死んでいる」と言ったのは原作で一度だけである。
・バカボンのパパの鼻下の毛は鼻毛ではなく「髭」である。
今回は一部をご紹介しました。まだまだ多くの思い違い・勘違いなものもあるでしょう。
ただ…一部のコトバなどは既に大衆が使っていることで、違う解釈に定着してしまったものもあります。
無理して使い、相手に対して気を悪くしてしまうこともありそうです。
もし間違って使っていたならば、次は”汚名挽回”できるよう、ぜひ検索して確認してみましょう。
※追記:文末にある“汚名挽回”はひっかけです。分かる方はニヤニヤ。分からない方は是非辞書でお調べください!