西川知事は3〜7日、ブラジルと米国を訪問する。ブラジルでは、福井県出身者が入植してつくった「福井村」の開村50周年記念式典に県議団などとともに出席。ブラジル福井県文化協会(県人会)と面談する。知事の福井村訪問は初めて。米国では現地進出企業の代表らと意見交換する。
ブラジル福井村は、サンパウロ市から西方約175キロにあるサンミゲル・アルカンジョ市内にあり、福井県出身19世帯、他県出身33世帯の計約220人が暮らしている。
福井村での5日の式典には松井拓夫副議長を団長とした県議団や県日伯友好協会関係者、県商工会議所連合会の川田達男会頭、JA県5連の山田俊臣会長ら19人が出席する。県が建設費を助成した体育館の落成式も行われる。
6、7の両日は米国を訪問。ノースカロライナ州に進出しているセーレン(本社福井市)の現地事務所を視察し、眼鏡枠企画製造販売のシャルマン(同鯖江市)など計5社の現地代表らと意見を交わす。日本貿易振興機構(ジェトロ)や自治体国際化協会の各ニューヨーク事務所で北米の経済情勢なども聞く。9日に帰国の予定。