誤情報が蔓延するTwitter…貴方は拡散する前にそれが本当に正しい情報かどうか、考えていますか?

2012年08月02日 12:16

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TwitterはRSSを超えた優秀な情報収集ツールだと私は思っています。勿論Twitterの正しい使い方は日々のぼやきを呟いたり、友達を作ったり、楽しむ為に使うべきものであるとは私も思います。

ですが使い方の一つとして情報収集ツールとしての使い方が、個人的には気に入っていました。今話題のニュースがテレビで見るよりもウェブサイトで見るよりもサッと早くTL(Time Line)に流れ込んで来る。

テレビでニュース報道されても「ああ、これTwitterで数時間前に見たよ」と思ってしまうぐらい、情報のスピードはピカ一です。但しTwitterでは嘘や曖昧な情報もすぐに拡散されてしまうと言う危険性もあります。

もはや普及が進み、沢山の人が使っているTwitter。情報の発信源がTwitterになって、その後にニュースやWEBサイトで話題になる、そんなケースが増えてきています。だからこそ訴えたい事があってこの記事を書きました。

今回はこのTwitterの便利さと危険性について語りたいと思います。

普及し過ぎたTwitter

初期の頃のTwitterは、一部のWEB好きが使っている印象でした。SNSが好きだったり、WEBのツールが好きな人達には、私を含めてやはりそれ相応の年齢を重ねている人が多く、IT企業に務めていたり、WEBについてある程度の知識を持っている人の方が多かった。

ですが今やTwitterはかなり普及しており、中高生が利用している事も多い。ですが当然WEBのメリットでもあり、デメリットでもある通り「相手が何者かはわからない」ものですから、情報を誰が発信しているのかがわかりづらい。

Twitterである程度知名度があり「この人の言う事はある程度信用出来る」と思えるアカウントからの情報のみを信じるならばまだ良いのですが「話題のツイート」「人気のツイート」「トレンド」等を見ると、最近Twitterの情報の質が低下している事を実感します。

「○○ならRT」系のツイートが氾濫し「これRTしたらお金持ちになるよ」「これRTしたら恋愛成就」「RTしないと不幸になる」不幸の手紙やら何やら沢山のジンクス系の物が沢山出回っています。

そして先日WEB論でも取り上げましたが、オバマ大統領に絡む輩も存在したりと、もはやTwitterが子供のおもちゃと化してきている。

危険だなと思うのは、この下らないツイート群が「話題のツイート」に挙がって来てしまう点です。それだけ若い子や、ジンクス系を信じている人が沢山いると言う事に私は恐怖と危機感を覚えます。

「○○だったらRT」系のツイートには「沢山RTされて有名になりたい」と言うユーザーの下心が丸見えです、Twitterで有名になる事を目的としている事がよく伺えます。

これはTwitterの普及が進んだから起きている現象です。誰もが利用するようになったからこそ、若年層やWEBへの理解が足りないユーザーが増えている。そして遊び道具として使っているユーザーも増えている証拠です。

沢山RTされる為なら人のツイートを盗む、RT乞食をする。ただの遊び道具です。勿論楽しむ為のツールなのですから、遊び道具にするのも悪くはありませんが、その結果ツイート泥棒をしたり、RT乞食をしているのを見ると、情報の正当性も何もなく、ただの遊び道具になっている事もよく伺えます。

馬鹿発見器、デマッターとして名を馳せる

Twitterは通称「馬鹿発見器」「デマッター」としても有名です。情報の拡散力が強い為「飲酒運転なう」と言えば瞬く間に拡散され、ユーザーを特定しようとイジメ祭りが開催されます。

それは誰にでも起こりうる事なのです。必ず何処かに「今日は誰をいじめてやろうか」と目を光らせている人が存在する。WEBの利便性と危険性を理解していない人がネットで犯罪自慢をし、炎上する事件が後を絶たない。これが馬鹿発見器と言われる部分です。

更に嘘の情報やツイートがすぐに拡散する。先日の「きの字」の件でもそうですが、妊婦さんのブログを読んで皆が広めて妊婦さんの思惑通りに事が進んだ。店舗側とご夫婦にトラブルが起きたのは紛れもない事実でもありますが、内容には疑問を抱く物ではあったが、そこまで皆は考えずに気軽に公式リツイートをするなりして情報を拡散する。これがデマッター…デマを拡散するツールと言われる部分です。

情報が誤りだったとしても、ぱっと見ただけ、もしくはタイトルを見ただけで「これは広めよう!」と皆が広めるのです。その結果誤った情報が拡散されていってしまう。

情報を見極める力の欠如

上記の事以外にも、Twitterを使っていて驚く事はいくらでもあります。先日の「大津いじめ」の加害者と思われる少年の顔写真と情報が入った画像が拡散されていたり、別人が名乗っている可能性が高い、実名と顔写真を公開している女の子が暴言を吐いているアカウントを糾弾しようとしたりするツイートもよく見かけます。

正直個人的には「実名を顔写真を晒してこんな事を言うはずがない」と感じるものですら、皆で糾弾し潰そうとして広めるのです。もしそれがなりすましで、気に入らない知人を陥れようとした犯行だとしたらどうするのか、そんな事は考えてはいないのでしょう。

悪い事をした奴は糾弾されて当たり前、暴言を吐いた奴は何をされても良い。そういう考えの人が沢山いて、ネット内でのイジメが現在流行しています。

情報を見極める力を持たず、見極めようともしないユーザーが増えているのです。気に入るか気に入らないか、一瞬で得られる情報を総てだと判断し、情報を拡散していく。

Twitterはもはやそういう誤情報が蔓延している場となりつつあります。

リテラシーについて考える

Twitterをしているとネットリテラシー、メディアリテラシーについての議論をたまに見かけます。

リテラシーとは、何らかの表現されたものを、適切に理解・解釈して分析をして、また記述・表現していく能力を指します。

このリテラシーが欠如している人がやはり多い。正しく理解せずに情報が拡散され、誤った形の理解で情報が拡散されていくのはやはり恐怖を感じます。

右向け右と言われたら皆が右を見る、与えられた情報に対して疑問すら抱かない。偉い人が言った事は絶対、WEB上にある情報は絶対、そういう考えは危険です。

ある一方の言い分だけを聞いていては、真実を読み取る事は不可能です。リテラシーについて、今一度考えてみては如何でしょうか?

拡散前に一呼吸を置く

Twitter等で貴方のTime Lineに流れてきた情報を、拡散する前に一呼吸置いて冷静になってみて下さい。

どうしてもいじめ問題や、妊婦を追い出した!等と言われると頭に血が昇ります。妊婦さんを蔑ろにするなんて許せない!!私も最初はそう思いもしました。

ですがやはり拡散する前に、皆に広める前に少しの間でも考えるようにしてはどうでしょうか?

「これは正しい情報なのか」「誰かに作為的に作られていないか」「誰かを陥れようとしていないか」

ただのネタや、楽しむだけの物ならば気軽に「皆これ面白いよ!」と広めて楽しむのは凄く良い事だと思います。そうやって気軽に楽しむのがTwitterの正しい使い方だと私も思います。

ですが悪意ある情報、捏造等が蔓延している事実を改めて認識し、人を糾弾する際に「これは本当に正しいのか」と考えるようにする事も、これからSNSを使う人にとっては大事な事ではないでしょうか?

刺激的な物、過激な物に関しては、皆を扇動する目的が含まれている可能性があります。そういう物が自分のTime Lineに流れてきた時は、一呼吸を置いてみて下さい。

一人一人が考える事で誤情報が少しは減って行くと私は思います。

誰かが悪いとかではなく、これは利用者全員が一度考えてみるべき問題なのではないでしょうか?

仮にもWEBを利用している人間の一人として、少しでも誤情報を拡散する事がなくなって欲しいと最近強く思っています。

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Category: IT

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