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ブリーダー廃業で65匹を放棄2012年08月02日(木)更新
松山市のブリーダー業者が、資金難から65匹もの犬の飼育を放棄し、松山市が保護しました。

ペットブームの背景で、何が起きていたのでしょうか。

松山市にある県の動物愛護センター。

おととい、チワワやマルチーズなど、50匹を超える小型犬が連れて来られました。

しかも全て、飼い主は同じです。

先月下旬、松山市内のブリーダー業者が「餌代が無い」として、飼育していた65匹全ての犬の引取りを、松山市に要請。

市の施設と県の動物愛護センターで保護したものです。

条例では本来、13万円の引き取り料が掛かりますが、市では今回、ブリーダーに支払い能力がないと見て、料金を免除しています。

今回のように、ブリーダーが廃業して大量の犬が寄せられるのは初のケースだと言います。

市や愛護団体がきのうから引取りを呼びかけたところ、きょうまでに40匹以上の里親が見つかりましたが、今月12日までに引取りが無い犬は、処分されることになります。

ブリーダーの男性によりますと、最近は月に1〜2匹しか売れずに生活に困窮していたといい。

餌が無くなったと同時に引き取りを求め、「罪悪感があった」と釈明しています。

ペットブームの背景で、飼育を放棄される動物たち。

センターでは12日まで犬を保護しています。