民主党の仙谷由人政調会長代行は2日、BS朝日の番組収録で、野田政権が新たなエネルギー政策に盛り込む2030年時点の原発比率の3案(0%、15%、20〜25%)のうち、自身は「15%案」を支持すると表明した。
仙谷氏は司会者から「15%支持か」と問われ、「当面そうだ」と肯定。そのうえで、原則40年で原発を廃炉にするとした原子力規制委法の規定を挙げ、「80年代以降にできた原発が30基あり、あと10年でどんどん止まる原発が出てこざるを得ない」と述べ、その前提から考えると15%が妥当だとの考えを示した。0%案については「非現実的。あと20年で達成するのは難しい」と明確に否定した。