特集ワイド:小沢一郎氏が掲げる脱原発 少なくともブレてはいない

毎日新聞 2012年08月01日 東京夕刊

小沢氏が脱原発をぶちあげた「国民の生活が第一」の結党大会=東京都千代田区の憲政記念館で2012年7月11日、小出洋平撮影
小沢氏が脱原発をぶちあげた「国民の生活が第一」の結党大会=東京都千代田区の憲政記念館で2012年7月11日、小出洋平撮影

 科学技術政務次官を務めた後、小沢氏は衆院の科学技術関連の委員会に所属し、衆院事務局に勤めていた平野氏はその委員会を担当した。当時、小沢氏は「科学技術庁では原子力行政のあり方のまずさを勉強した。プルトニウムは人類がつくった最大の毒。量産してためるのはよくない」と平野氏に話した。新進党、自由党時代は「なんで便所のないマンションばかり造るのか」としきりに言っていたという。

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 小沢氏は福島第1原発事故にどう反応したのか。平野氏は3月13日に電話した。「被災地に行くべきか悩んでいたが、『今行ったらじゃまになる』と止めた」。独自に情報収集しているらしく、「3月末には『メルトダウンしている可能性がある』と話していた。小沢さんが批判していたのは、政府が避難指示区域を段々と広げたこと。『だから住民の不安が増す。まず広く取ってから、縮めるべきだ』と言っていた」

 震災後の小沢氏について、夫人が支持者に送ったとされる離縁報告の手紙が週刊誌に掲載された。そこには「小沢は放射能が怖くて秘書と一緒に逃げだしました」と記されている。小沢事務所で9年間、書生や秘書を務めた石川知裕衆院議員は「本当に怖くて逃げたのなら、(原発事故発生後)すぐ逃げているのでは」と疑問を呈したうえで、こう解説する。

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