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【社会】

埼玉県のHP 閲覧障害相次ぐ サイバー攻撃か

2012年8月2日 10時09分

埼玉県ホームページが閲覧不能時に表示される画面(同県提供)

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 埼玉県のホームページ(HP)が突然閲覧できなくなる障害が相次いでいる。七月三十日に続き、同三十一日夜〜八月一日未明にも閲覧が一時不能になった。HPによる電子入札の利用者らに混乱も招いており、県は原因究明を急いでいる。一時的なアクセス集中や海外などからの不正アクセスの可能性もあるが、上田清司知事は「一種の(サイバー)攻撃と理解する」と、警戒感をあらわにしている。(前田朋子、杉本慶一)

 県によると、システム障害の発生は今年六回目。六月二十九日には二回にわたり、計約八十分間閲覧不能になったが、その後、中国国内から不正アクセスが繰り返された可能性が高いと分かった。

 一方、約三時間半閲覧できなくなった七月三十日には、来年度の教員採用試験の合格者発表がHP上で行われた。県教育局は電話での問い合わせに応じていないため、発表直後に受験者のアクセスが集中したのが原因の可能性もあるという。

 閲覧不能になるたびに、県には「HPを見られない」との問い合わせが殺到。中でも多いのは、「電子入札に参加できない」との苦情という。

 県の工事発注や物品購入などは、二〇〇九年十月からほぼすべてが電子入札に切り替わり、県HP上から参加する仕組みになっている。昨年度は約二万三千件を取り扱った。

 入札ができなければ影響が大きいため、県は既に対策を取っている。HPの閲覧不能時にトップページに表示される「メンテナンスのお知らせ」の画面には、電子入札システムのページへ直接入れるリンクが掲載されている。ただ、県の担当者は「慣れている人でなければ、別のページがあることに気付きにくい」と話す。

 県HPは一九九六年に開設。システム障害は珍しくないが、二〇〇一年には何者かにトップページを改ざんされる事件もあった。今回、閲覧不能が三時間半に及んだのは過去最長という。

 担当者は「一日未明にも閲覧不能になったのは、一般の人のアクセス集中が原因とは考えにくい。不正アクセスやプログラム自体の問題の可能性がある」と指摘。HPのシステム障害については、すべて県警に連絡しているという。

(東京新聞)

 

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