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J2上位を快走!湘南・チョウ監督(5月9日)
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【大リーグ】マリナーズ、今季最長6連勝 イチロー去って、チーム一丸!?2012年8月2日 紙面から ◇マリナーズ7−2ブルージェイズ【シアトル秋野未知】イチロー去って今季最長6連勝−。マリナーズは7月31日(日本時間1日)、当地でのブルージェイズ戦に先発左腕ジェーソン・バルガス(29)の好投などで7−2で完勝。連勝を昨年5月以来となる6に伸ばした。一方、ヤンキース入りしたイチロー外野手(38)はこの日のオリオールズ戦でも1安打。ヤ軍移籍後の全8試合で安打を記録したが、チームは4連敗となった。マ軍はまさに“イチロー元気で留守がいい”状態。脱イチロー依存体質で若い選手に自覚が芽生え、マ軍の投打の歯車がにわかにかみ合いだした。 投げてはバルガスが7イニングを5安打2失点の好投。攻撃ではポスト・イチローの新リードオフ・マン、ダスティン・アクリー二塁手(24)の初球先頭打者弾を皮切りに12安打7得点と、投打の歯車がガッチリかみ合っての快勝に、ウェッジ監督も「バルガスがいい流れをつくってくれた。攻撃でも大事な場面で安打が出る、いい展開だった」と“快笑”だった。 バルガスにはこの1カ月間、トレード放出のうわさがつきまとった。その最終期限のこの日も、デッドラインの午後4時を過ぎるまで「気が気でなかった」と言うが、低めに集めて打たせて取る持ち味発揮の投球で、7月は5勝0敗。エース右腕ヘルナンデスが2009年9月に達成した球団記録に並んだ。5連勝中の防御率は1・64と抜群の安定感だった。 打線も奮起している。シーズン序盤の低迷が響いて、チーム打率2割3分3厘は全30球団中28位と相変わらず低いが、6連勝中は32得点と1試合平均5得点以上。この日のように序盤にリードを奪うことで、マウンドの負担を軽減している。 ほんの数日前まではスタメンに4人もいた打率1割台打者も、ライアン遊撃手が3安打固め打ちで打率を2割台に乗せたことで1人もいなくなった。試合後は選手全員がシャワー室に一緒に入ってビールかけでライアンの“大台”到達を祝った。ロッカールームではフルボリュームのロックが鳴り響き、笑い声が絶えない。アクリーら主力に20歳代前半が多い、若いチームならではの乗りの良さだった。 「今日はよく眠れると思う。でも、これをキープしなければ意味がない」とライアン。これもイチロー退団効果の一つか、これまでは孤高のベテランの存在で一つになりきれなかったマ軍に今、かつてない一体感が生まれている。 PR情報
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