警告
この作品には
〔残酷描写〕
が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
ザエルアポロ・グランツが虚無の使い魔に
ああ・・・・・・・
何百年・・・・・
何千年・・・・・
何万年・・・・・・
一体どれだけの年月が過ぎたのか・・・・・
そう思い続けて・・・・
ついに、自身の死を願い・・・・
気づけば、地獄にいた。
自由に身動きが出来てからは、自死の願いはなくなっていた。
地獄は、生前人を殺したか悪行を重ねたものが行くところなので、一緒に堕ちたアーロニーロ・アルルエリも生前悪行を犯したのだろう・・・。死の形や思想、能力が強欲なのだから・・・。
ザエルアポロは生前は錬金術師で、将軍の兄をスポンサーとし、同じく兄から敗残兵を人体実験の材料として提供されていた。この兄弟は、戦いで敵を殺し・施術や解剖時は笑い方がそっくりだった。
死因は人体実験で死んだ死者たちが虚化し地下研究所で暴れて岩の天井が崩落し、この兄弟を生き埋めにして圧死させた。そしてふたりの魂魄が抜けて霊となった。それを視た虚たちは笑った。復讐できるからだ。徹底的に拷問して喰ってやろうと思った・・・。しかし、弟のほうが自身の死体と今の自分を見比べて狂喜した。その様子を見て虚たちは怯えた。そしてすぐに霊化した兄のほうに向かい喉笛を噛み千切り喰らった。そして胸に孔が開き爆散詩て虚になった。本来は数ヶ月から数年はかかる過程を一瞬にした。
虚化加速の方法を虚たちを見て一瞬で閃き実践したのだ。実の兄を躊躇なく喰らった。まだ整霊だったのに。
それから人体実験で死んだ虚たちを喰らい尽くし大虚と化した。
そして長い時間をかけて最上大虚になった。
バラガンの最高幹部の刃の筆頭になった。
一般の隊長格より上の戦闘力があるとされる存在だ。
しかも最上大虚の中では戦闘力に関してはバラガンやヤミーを遥かに凌駕する。
彼自身はサンプル収集に関係する戦闘には殆ど出ない。虚の時も不完全な破面のときも。一度戦い出すと手が付けられない、手加減もできない。サンプルを粉々にしてしまう。その相手が同じ最上大虚だったとしても・・・。
最上大虚にもランクが存在する。雑魚・並・中・上・最上・規格外。
中級大虚にもグリムジョーなど最上級に迫るものもいるようにグリムジョーやノイトラは大虚で言えば中級というより上級大虚だろう。
ザエルアポロは規格外の部類だ。それなのになぜ自分より弱いバラガンに使えたのか。研究のできる環境や素材を効率よく収集するためだ。あとサンプルを壊さないためだ。
ちなみにバラガンは最上大虚の中では上級の上か最上級だろう。スタークは最上級の上か中。ヤミーはアーロニーロ(下級大虚)みたいに特殊な大虚の破面。最上大虚ではなく中級大虚だ。現十刃ないでは最弱と最強のちからを持つ。あの七代目剣八の刳屋敷は雑魚か並を倒したのだろう。始解か封印で。最後が「バラガンさま!!!」だったというし。
ザエルアポロは不完全な破面のときもただの虚閃は解放・封印関係なく空間を歪めた。王虚の閃光級はある。零番も永久欠番扱いだった。しかし彼は絶大な強さも地位も興味がなかった。彼はあくまで完璧な生命になりたかったのだから。錬金術師が求めた不老不死(完璧な生命)。彼は生前も虚も破面も関係なく生粋の科学者であった。しかし、戦士でもあった。本人は戦いを求めるの本能を鬱陶しがっていたが・・・。戦士としての基礎となる兄の魂魄せいだろう。
ザエルアポロは研究した結果、完璧な生命を得るには今の最上級の身では不可能だと悟り退化して進化をやり直すために身体を分離して中級大虚に戻った。そして彼は十刃落ち(プリバロンエスパーダ)になった。
それをみてノイトラは、
「正気の沙汰じゃねえ。最強の力を捨てるなんざ狂っているとしか思えねえ」
といった。あたりまえだ。
その後、彼は研究し続けて生まれた完璧な生命に近い新技術の受胎告知を完成させ、十刃に帰り咲いた。霊圧は最弱だが、能力と策だけで8番目の強さを得た。クローニングと人形遊びだけで、強さの上下関係はあまり意味はないので戦闘力を殆ど失った中級時でも十刃にはなれたが。正直な話、研究時間が削れるのが嫌だったので昇格申請しなかった。そういう意味でも退化の道を選んでいた。崩玉が完成し、再破面化してから完成度が上がるころには広大な研究施設が必要になったので新技術を疲労し当時の8番を倒して入れ替わった。
まあ、12番隊隊長のクロツチマユリに倒され瓶詰めにされ、地獄に落ち、咎人に返り討ちにされ、死に、クシャナーダにも殺され続け、生き返りを続けを繰り返し、精神が疲れ果てる一歩手前で銀色の鏡が目の前に浮かび上がりそれに触れてザエルアポロは消えた。
地獄の鎖は途切れていた・・・。
「宇宙の果てのどこかにいる私の僕よ!」
その日、ここハルケギニアではサモン・サーヴァントと言われている使い魔召喚の儀が行われていた。
進級する生徒達が使い魔を召喚、契約し、自身の魔法属性と専門課程を決める重要な儀式である。
「神聖で、美しく、そして強力な使い魔よ!私は心より求め、訴えるわ!」
周りの生徒を見ると、どの生徒の近くにも何かしらの生物の存在が見られる辺り、どうやら今、呪文を唱えている桃色髪の少女が最後のようだ。
「我が導きに、応えなさい!!!」
ドカーン!!
しかし、彼女が唱えて杖を振るってもそこに生物の存在は確認することが出来ず、代わりに大きな爆発が起きるだけだった.(良く見ると他にも爆破跡がある、どうやら一度目ではなく何度も挑戦しているようだ)
「流石はゼロのルイズだな!」
「公爵家なのにサモン・サーヴァントすらまともに出来ませんのねw」
「けほっけほっ…全く、ゼロのルイズはほんと何をやらしてもゼロですわね」
「これじゃあ賭けにならないな…」
桃色髪の少女…ルイズは歯を噛み締めながら爆発跡を睨みつけていた。確かに周りからの罵倒罵言はムカツク…しかし、何よりムカツクのはサモン・サーヴァントの一つすら出来ない自分自身だ。
公爵家の三女たるもの魔法の一つも出来ず、周りから付いたあだ名は何も持たないゼロの二文字、みなが出来ているサモン・サーヴァントすら出来なければ自分は本当に何も無くなってしまう…そんな強迫観念にルイズは襲われていた
(そんなの嫌!私はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールで公爵家の者よ、絶対に皆をあっっと言わせるような使い魔を召喚して見せるんだから!!)
そう心に強く秘めてルイズは再び呪文を唱えた
「わが名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール!!…(省略)…我が呼び掛けに答えなさい!!!」
ドガッ!!!!
また爆発が起きた…今までで一番大きな爆発だ
(くっ!また失敗なの?!?!)
そうルイズが思ったその時…煙を巻き込んで風の渦が煙の中心付近で起こった。風の渦は徐々に狭まりルイズの前で収束し始めた
(あれ?何?何が起きてるの??)
ルイズは自分の前で収束していく風と煙の渦に困惑していた。
収束が終わったのか、風と煙が晴れるとそこには全身に白を基調とした服を纏い、腰に内臓の帯を巻き、剣のような物を刺した自分と同じ桃色髪の男性が立っていた。
<ザエルアポロsaid>
『ん、ここはどこだ!?』
『僕は地獄にいたはずだ。たしか銀色の鏡に吸い込まれて・・・』
と思考しているときに、
「ちょっとあんた!?貴族を無視するだなんていい度胸ね!?」
といきなり目の前に怒鳴り続ける世間知らずの頭の足らないうるさい小娘がいた。
いつもの性格が悪いザエルアポロならば相手を見下した返し方をするが、ここがどこだか分からない以上慇懃な態度を表したほうが無難だろうと判断した。
「ああ、素敵なお嬢さん。ここは一体どこで、君は誰だい?」
それを聞いて女の子は、
「ここはトリステイン王国の魔法学院よ!?そして私は貴族!?視て分からないの!?これだから平民は!?」
といわれ、
『メイジ?ああ、魔法使いのことか。空想の存在だな。ぼくも生前は錬金術師を名乗っていたが、科学者がしっくりきたな。他の錬金術師は詐欺師がほとんどだったからね・・・。ぼくも本気で研究していたが錬金術師という生き方は本物の心算だったな・・・。虚化してから本物になった感じだったし。』
そう物思いに耽り、はげ頭の男が桃色髪の女の子に命令した
「さあ、早く契約しなさい。ミス・ヴァリエール」
「そんな!?相手は平民ですよ!」
「召喚したんだ。2度目は許されない」
嫌そうな顔をし、男に近づき、
「ちょっとあんた屈みなさい」
と命令し、
とりあえず従い、口付けをされ、
「一体どういうつもりだい・・・、グッ!?」
と冷めた眼でルイズを見たが
そのとき、左手が熱くなり体が痛み出した
「ルーンが刻まれているだけよ我慢なさい」
と偉そうに言う。
いつか解剖してやると心から誓いを立て意識を失った。
しばらくして、眼が覚め現状を確認した。
そして何日かして
纏めて
この世界には月が2つあること。つまり異世界。
今の自分と前の自分の差異は仮面と胸の孔がないことと霊力と身体能力強度が解析したら全盛期以上だったことだ。あたまが今まで以上に冴えること。
そして斬魄刀に触れたら武器のすべての情報を鮮明に読取れ、使いこなせた。さらに霊圧と身体能力が飛躍的に上がった。刀剣解放(帰刃)以上だ。今の自分は戦闘は得意ではないはずだが、得意になっている。
この左手の刺青が戦士の部分を復活(強化版)させ、それなしでも全盛期以上と化しているのはあの鏡とこの世界に来た副作用だとあたりをつけていた。おそらく自身の最盛期に補正し直し異なる世界移動による副作用で得た万能の言語能力とただでさえ天才の知能が使い魔化でさらに知能が向上したのだろう。
狂喜した、自分はより完璧に近づいた。力も取り戻ししかも戦士の本能はない状態で戦闘もコントラブルにすべての武器を触れただけで完全に解析する能力。
幻想種・魔法・先住魔法・メイジ・エルフ・亜人・マジックアイテムという研究対象。そして虚無。
「ぼくは、ついてる!!!!」
そして、月日が流れて、この世界のメイジ・亜人・平民たちに恐怖が訪れたことは簡単に想像がついた。
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