(1) 土地開発公社について。
桐生市の土地開発公社の概要についてうかがってきました。なぜ土地開発公社かというと、過日スッタモンダの末にゲットした情報によると、社会福祉協議会に次いで天下り職員が多いところだからです。
土地開発公社が所有している土地面積は、5163平方メートルで、当時土地を購入金額は約1億6000万円です。10年以上塩漬けになっている土地は、
(あ)広沢1丁目(平成元年都市公園用地として購入。その後約15年の間に2600万円の利息が加算される。一部が中通大橋線事業用地となり、事業用地とならなかった約1800平方メートル、6700万円部分が残っている。)
(い)相生3丁目(平成11年の分譲地として8区画購入し販売したが、生活用通路として分けて残った部分約110平方メートル、約440万円が残っている。)
それでも約4億6000万円の資産を有し(最大の資産は、「現金及び預金」で約2億5000万円。)、約1200万円の負債を抱えるということです。単年度で赤字は出ることもあるが、「黒字で借り入れもありません」と職員さんは胸を張る(張ってなかったかな?)。
さて、公社の職員・役員について。
理事(10人)・・・理事長は市長で、理事は市議会議員、商工会会頭、農業委員会会長、都市開発顧問と銘打った天下り職員で構成されています。商工会会頭、農業委員会会長は日当で報酬を得、この天下り職員は常勤で報酬を得ています。
監査(2人)・・・監査委員と職員
職員(兼務職員31人 + 天下り職員4人 + パート1人)
土地開発公社のお仕事は、開発する新しい土地を探したり、今ある土地の利用の可能性を探ったりするお仕事だそうです。
本日の感想としては、土地開発公社はいわゆる天下り先と言う役割は大きいようですが、兼務職員で十分足りる仕事内容ではないですか?・・・ということです。
また、決算的にはさほど問題がないように見えますが、ひとつだけ気になりました。それは、公社所有の土地・約5000平方メートルの購入金額は約1億6000万円だったけれど、これがどれだけ下がっているかと言うことです。この件については、後日またうかがうことになっています。
この課で対応してくださった職員さんはお二人。特に若い職員さんは、大変分かりやすく丁寧に説明してくださいました。
ひるがえって、税務課・・・。