五輪バドミントン:リーグ制の副作用 故意敗戦見解分かれ
毎日新聞 2012年08月01日 23時54分(最終更新 08月02日 01時12分)
一般スポーツファンの意見も分かれる。元プロ野球ヤクルト捕手の古田敦也さんの代理人を務めた辻口信良弁護士は「全力を出し切って死力を尽くせば、勝っても負けても本人や見ている人に感動がある。こうした行為は許されるべきではないし、ペナルティーがあるのは当然」と厳しい見方。一方、相撲好きで知られるタレントの河内家菊水丸さんは「事前に対戦相手と示し合わせてわざと負けたなら八百長だが、次の試合のために力を温存したり、組み合わせを有利にするためあえて負けたりするのは戦いのうちでは」と理解を示す。
一方、31日にはサッカー女子で、日本代表の佐々木則夫監督が1次リーグ最終戦の南アフリカ戦で「引き分け狙い」だったことを、試合後の記者会見で明言した。決勝トーナメント初戦での長距離移動を避けることが目的だったとされるが、こちらが問題となる心配はないのか。